第52回 理学療法士国家試験 午前 第25問
地域理学療法第52回午前
フレイルの説明で正しいのはどれか。
1. サルコペニアと関連がある。
2. 体重は増加している者が多い。
3. 虚弱高齢者とは区別される病態を有する。
4. 地域在住高齢者での該当者は2%程度である。
5. 精神的な活力の低下は判断の要素に含まれない。
- 1. サルコペニアと関連がある。 ✓
- 2. 体重は増加している者が多い。
- 3. 虚弱高齢者とは区別される病態を有する。
- 4. 地域在住高齢者での該当者は2%程度である。
- 5. 精神的な活力の低下は判断の要素に含まれない。
正答:1番
解説
■ 正答:1番 — サルコペニアと関連がある。
フレイルは加齢に伴う筋肉量・筋力の低下(サルコペニア)を主要な構成要素として含む症候群であり、両者は密接に関連しています。
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【各選択肢の解説】
1. サルコペニアと関連がある。
✅ 正しい。フレイルの診断基準(Fried基準など)では筋力低下が主要項目であり、サルコペニアはフレイルの重要な生物学的背景です。
2. 体重は増加している者が多い。
❌ 誤り。フレイルの特徴は体重減少(6ヶ月で5~10%程度)です。不随意の体重減少はFried基準の構成要素です。
3. 虚弱高齢者とは区別される病態を有する。
❌ 誤り。フレイルと虚弱(老衰)は概念として重複し、フレイルは虚弱状態の科学的定義として位置づけられています。
4. 地域在住高齢者での該当者は2%程度である。
❌ 誤り。地域在住高齢者でのフレイル該当者は10~15%程度とされており、該当比率がはるかに高いです。
5. 精神的な活力の低下は判断の要素に含まれない。
❌ 誤り。CHS基準ではエネルギー低下(疲労感)が、Fried基準では身体活動量低下が含まれており、精神的活力は判断要素に含まれます。
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【試験対策ポイント】
- フレイル構成要素:筋力低下、体重減少、疲労感、歩行速度低下、活動量低下
- 地域在住高齢者該当率:10~15%程度
- サルコペニアはフレイルの生物学的基盤