第52回 理学療法士国家試験 午前 第45問
病理学概論第52回午前
第52回 理学療法士国家試験 午前 第45問(病理学概論)の正答は 5 です。緩和ケア病棟のリハビリテーションの目標はQOLの維持と症状の緩和であり、安全の確保が前提になる。
問題
がん患者の緩和ケア病棟におけるリハビリテーションで正しいのはどれか。
- 1. QOLより機能回復を優先する。
- 2. 肺癌では呼吸介助は禁忌となる。
- 3. 疼痛に対して温熱療法は禁忌である。
- 4. 病名告知を前提として理学療法を行う。
- 5. 骨転移の有無に合わせて理学療法の内容を変更する。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 74.3%やさしい
35人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 骨転移の有無に合わせて理学療法の内容を変更する。
緩和ケア病棟のリハビリテーションの目標はQOLの維持と症状の緩和であり、安全の確保が前提になる。骨転移は病的骨折や脊髄圧迫の危険があるため、有無と部位に応じて荷重・運動・介助方法を変える。
【各選択肢の解説】
1. QOLより機能回復を優先する。
❌ 誤り。緩和ケアでは機能回復が目標の中心ではない。正しくは、苦痛の緩和と、その人が望む生活・活動を支えるQOLの維持・向上を優先する。
❌ 誤り。緩和ケアでは機能回復が目標の中心ではない。正しくは、苦痛の緩和と、その人が望む生活・活動を支えるQOLの維持・向上を優先する。
2. 肺癌では呼吸介助は禁忌となる。
❌ 誤り。呼吸介助や排痰の援助は、呼吸困難の軽減や痰の除去を目的に肺癌でも行う。正しくは、肋骨・脊椎の骨転移がある場合に胸郭への圧迫の強さに注意して行う。
❌ 誤り。呼吸介助や排痰の援助は、呼吸困難の軽減や痰の除去を目的に肺癌でも行う。正しくは、肋骨・脊椎の骨転移がある場合に胸郭への圧迫の強さに注意して行う。
3. 疼痛に対して温熱療法は禁忌である。
❌ 誤り。温熱療法は一律に禁忌ではない。正しくは、腫瘍の部位への温熱は避けたうえで、それ以外の部位の筋緊張や痛みの緩和に用いることがある。
❌ 誤り。温熱療法は一律に禁忌ではない。正しくは、腫瘍の部位への温熱は避けたうえで、それ以外の部位の筋緊張や痛みの緩和に用いることがある。
4. 病名告知を前提として理学療法を行う。
❌ 誤り。病名告知の有無は理学療法の実施条件ではない。正しくは、告知されていない患者にも行い、本人がどこまで知っているかを把握して説明や会話の内容に配慮する。
❌ 誤り。病名告知の有無は理学療法の実施条件ではない。正しくは、告知されていない患者にも行い、本人がどこまで知っているかを把握して説明や会話の内容に配慮する。
5. 骨転移の有無に合わせて理学療法の内容を変更する。
✅ 正しい(=正答)。骨転移の部位では荷重やねじれの力で病的骨折が起こりうるため、免荷・荷重制限、捻転を避ける動作指導、装具の使用などに内容を変える。
✅ 正しい(=正答)。骨転移の部位では荷重やねじれの力で病的骨折が起こりうるため、免荷・荷重制限、捻転を避ける動作指導、装具の使用などに内容を変える。
【試験対策ポイント】
| 場面 | 対応 |
|---|---|
| 目標 | QOL・症状緩和を優先 |
| 骨転移 | 部位に応じて荷重・運動を制限、捻転を避ける |
| 脊椎転移 | 脊髄圧迫の症状(麻痺・しびれ)に注意 |
| 呼吸困難 | 呼吸介助・排痰援助(骨転移部の圧迫に注意) |
| 温熱 | 腫瘍部位は避ける |
| 告知 | 前提にしない・本人の理解に合わせる |
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