第52回 理学療法士国家試験 午前 第76問
病理学概論第52回午前
第52回 理学療法士国家試験 午前 第76問(病理学概論)の正答は 5 です。慢性炎症では組織の傷害と修復が長く続き、線維芽細胞がふえて膠原線維がたまる=線維化が起こる。
問題
急性炎症と比較した場合の慢性炎症の特徴はどれか。
- 1. 血管内皮細胞の損傷
- 2. 血漿蛋白の滲出
- 3. 好中球の集積
- 4. サイトカインの分泌
- 5. 組織の線維化 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 73.5%やさしい
34人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 組織の線維化
慢性炎症では組織の傷害と修復が長く続き、線維芽細胞がふえて膠原線維がたまる=線維化が起こる。急性炎症の中心が血管の反応(滲出)と好中球であるのに対し、慢性炎症の中心はリンパ球・マクロファージと線維化である。
【各選択肢の解説】
1. 血管内皮細胞の損傷
❌ 誤り。慢性炎症を特徴づける所見ではない。正しくは、血管内皮の障害と血管透過性の亢進は、炎症の初期=急性炎症の血管反応で目立つ所見である。
❌ 誤り。慢性炎症を特徴づける所見ではない。正しくは、血管内皮の障害と血管透過性の亢進は、炎症の初期=急性炎症の血管反応で目立つ所見である。
2. 血漿蛋白の滲出
❌ 誤り。急性炎症の特徴である。正しくは、血管透過性の亢進により血漿蛋白を含む液が血管外へ出る滲出は、急性炎症の中心となる反応である。
❌ 誤り。急性炎症の特徴である。正しくは、血管透過性の亢進により血漿蛋白を含む液が血管外へ出る滲出は、急性炎症の中心となる反応である。
3. 好中球の集積
❌ 誤り。急性炎症の特徴である。正しくは、好中球は急性炎症で最初に集まる細胞で、慢性炎症ではリンパ球・形質細胞・マクロファージが主体となる。
❌ 誤り。急性炎症の特徴である。正しくは、好中球は急性炎症で最初に集まる細胞で、慢性炎症ではリンパ球・形質細胞・マクロファージが主体となる。
4. サイトカインの分泌
❌ 誤り。慢性炎症に特有の所見ではない。正しくは、サイトカインは急性炎症でも慢性炎症でも分泌され、炎症の経過を通じて細胞どうしの情報伝達を担う。
❌ 誤り。慢性炎症に特有の所見ではない。正しくは、サイトカインは急性炎症でも慢性炎症でも分泌され、炎症の経過を通じて細胞どうしの情報伝達を担う。
5. 組織の線維化
✅ 正しい。傷害が長く続くと、壊れた組織を埋める肉芽組織ができ、線維芽細胞が膠原線維をつくって線維化(瘢痕化)が進む。
✅ 正しい。傷害が長く続くと、壊れた組織を埋める肉芽組織ができ、線維芽細胞が膠原線維をつくって線維化(瘢痕化)が進む。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 急性炎症 | 慢性炎症 |
|---|---|---|
| 主な細胞 | 好中球 | リンパ球・形質細胞・マクロファージ |
| 主な変化 | 血管透過性の亢進・滲出・浮腫 | 肉芽組織・線維化 |
| 経過 | 短い(数日程度) | 長い(数週以上) |
好中球・滲出=急性、リンパ球・マクロファージ・線維化=慢性。サイトカインのように両方に共通するものは「特徴」にならない。
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