第52回 理学療法士国家試験 午前 第85問
解剖学第52回午前
第52回 理学療法士国家試験 午前 第85問(解剖学)の正答は 4 です。上腕骨外側上顆炎(テニス肘)は、外側上顆に起始する手関節伸筋群、特に短橈側手根伸筋の付着部に生じる付着部炎である。
問題
上腕骨外側上顆炎について正しいのはどれか。
- 1. 男性に多い。
- 2. 高齢者に多い。
- 3. 自発痛はない。
- 4. 手関節伸筋腱の付着部の炎症である。 ✓
- 5. 物を持ち上げる際は前腕回内位で行うようにする。
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 53.8%標準
52人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 手関節伸筋腱の付着部の炎症である。
上腕骨外側上顆炎(テニス肘)は、外側上顆に起始する手関節伸筋群、特に短橈側手根伸筋の付着部に生じる付着部炎である。手関節を背屈させる力が加わる動作で痛みが出る。
【各選択肢の解説】
1. 男性に多い。
❌ 誤り。明らかな男性優位はない。正しくは男女ともにみられ、性別より年齢(中年)と手の使いすぎが関係する。
❌ 誤り。明らかな男性優位はない。正しくは男女ともにみられ、性別より年齢(中年)と手の使いすぎが関係する。
2. 高齢者に多い。
❌ 誤り。高齢者に特に多い疾患ではない。正しくは40〜50歳代の中年に好発する。
❌ 誤り。高齢者に特に多い疾患ではない。正しくは40〜50歳代の中年に好発する。
3. 自発痛はない。
❌ 誤り。動作時痛が中心だが、症状が強いと安静時にも痛む。正しくは自発痛を生じることがある。
❌ 誤り。動作時痛が中心だが、症状が強いと安静時にも痛む。正しくは自発痛を生じることがある。
4. 手関節伸筋腱の付着部の炎症である。
✅ 正しい(=正答)。手関節伸筋群の起始腱が外側上顆に付くため、物を握る・持ち上げるなどで伸筋が繰り返し収縮すると付着部に負荷が集中し、痛みが生じる。
✅ 正しい(=正答)。手関節伸筋群の起始腱が外側上顆に付くため、物を握る・持ち上げるなどで伸筋が繰り返し収縮すると付着部に負荷が集中し、痛みが生じる。
5. 物を持ち上げる際は前腕回内位で行うようにする。
❌ 誤り。回内位(手のひらを下)で物を持ち上げると、手関節を背屈位に保つために伸筋群が強く働き、付着部に負荷がかかる。正しくは前腕回外位(手のひらを上)で持ち上げるよう指導する。
❌ 誤り。回内位(手のひらを下)で物を持ち上げると、手関節を背屈位に保つために伸筋群が強く働き、付着部に負荷がかかる。正しくは前腕回外位(手のひらを上)で持ち上げるよう指導する。
【試験対策ポイント】
| 外側上顆炎 | 内側上顆炎 | |
|---|---|---|
| 通称 | テニス肘 | ゴルフ肘・野球肘(内側型) |
| 障害される筋 | 手関節伸筋群(短橈側手根伸筋) | 手関節屈筋群・円回内筋 |
| 誘発テスト | Thomsenテスト・中指伸展テスト・Chairテスト | 手関節屈曲の抵抗運動 |
生活指導は「伸筋の負担を減らす=回外位で持つ」。
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