第52回 理学療法士国家試験 午前 第87問
整形外科学第52回午前
第52回 理学療法士国家試験 午前 第87問(整形外科学)の正答は 3 です。第4腰椎の変性すべり症ではL4/5高位の脊柱管が狭くなり、馬尾と神経根が圧迫される。
問題
第4腰椎変性すべり症の症候として誤っているのはどれか。
- 1. 頻尿
- 2. 下肢痛
- 3. 痙性歩行 ✓
- 4. 間欠性跛行
- 5. 会陰部の熱感
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 50%参考値
28人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 痙性歩行
第4腰椎の変性すべり症ではL4/5高位の脊柱管が狭くなり、馬尾と神経根が圧迫される。腰椎高位には脊髄がなく(脊髄は第1〜2腰椎の高さで終わる)、馬尾は末梢神経であるため、上位運動ニューロン障害の痙性歩行は生じない。
【各選択肢の解説】
1. 頻尿
✅ 正しい。馬尾が圧迫されると膀胱直腸障害が生じ、頻尿や残尿感がみられることがある。
✅ 正しい。馬尾が圧迫されると膀胱直腸障害が生じ、頻尿や残尿感がみられることがある。
2. 下肢痛
✅ 正しい。L5神経根などの圧迫により、殿部から下肢にかけて痛みやしびれが生じる。
✅ 正しい。L5神経根などの圧迫により、殿部から下肢にかけて痛みやしびれが生じる。
3. 痙性歩行
❌ 誤り(=正答)。痙性歩行は脊髄や脳の障害(上位運動ニューロン障害)で生じる歩行である。正しくは馬尾・神経根の障害(下位運動ニューロン障害)であり、腱反射は低下し痙性は生じない。
❌ 誤り(=正答)。痙性歩行は脊髄や脳の障害(上位運動ニューロン障害)で生じる歩行である。正しくは馬尾・神経根の障害(下位運動ニューロン障害)であり、腱反射は低下し痙性は生じない。
4. 間欠性跛行
✅ 正しい。歩くと下肢の痛みやしびれが強まり、前かがみで休むと軽くなる神経性間欠性跛行は、腰部脊柱管狭窄の代表的な症状である。
✅ 正しい。歩くと下肢の痛みやしびれが強まり、前かがみで休むと軽くなる神経性間欠性跛行は、腰部脊柱管狭窄の代表的な症状である。
5. 会陰部の熱感
✅ 正しい。馬尾の圧迫により会陰部の異常感覚(灼熱感・しびれ)が生じることがある。
✅ 正しい。馬尾の圧迫により会陰部の異常感覚(灼熱感・しびれ)が生じることがある。
【試験対策ポイント】
| 腰部脊柱管狭窄(馬尾・神経根) | 頸髄症(脊髄) | |
|---|---|---|
| 障害の種類 | 下位運動ニューロン | 上位運動ニューロン |
| 腱反射 | 低下 | 亢進 |
| 歩行 | 神経性間欠性跛行 | 痙性歩行 |
| 病的反射 | 出ない | Babinski反射など |
間欠性跛行は、閉塞性動脈硬化症による血管性(姿勢で変わらない)との見分けも問われる。
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