第52回 理学療法士国家試験 午前 第88問
神経内科学第52回午前
脳血管障害について誤っているのはどれか。
1. 高血圧は脳出血の危険因子である。
2. くも膜下出血は女性よりも男性に多い。
3. 発作性心房細動は脳塞栓の危険因子である。
4. 癌に付随する凝固異常は脳塞栓の原因となる。
5. 慢性腎臓病〈CKD〉は脳卒中の危険因子である。
- 1. 高血圧は脳出血の危険因子である。
- 2. くも膜下出血は女性よりも男性に多い。 ✓
- 3. 発作性心房細動は脳塞栓の危険因子である。
- 4. 癌に付随する凝固異常は脳塞栓の原因となる。
- 5. 慢性腎臓病〈CKD〉は脳卒中の危険因子である。
正答:2番
解説
■ 正答:2番 — くも膜下出血は女性よりも男性に多い。
くも膜下出血は男性よりも女性に多く発症します。特に破裂脳動脈瘤によるくも膜下出血は女性の方が発症率が高いことが知られており、この選択肢の記述が誤っています。
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【各選択肢の解説】
1. 高血圧は脳出血の危険因子である。
✅ 正しい。高血圧は脳出血の最大の危険因子であり、血管壁の脆弱化につながります。
2. くも膜下出血は女性よりも男性に多い。
❌ 誤り。くも膜下出血は男性よりも女性に多く発症し、特に破裂脳動脈瘤との関連が強いです。
3. 発作性心房細動は脳塞栓の危険因子である。
✅ 正しい。心房細動による心内血栓形成は脳塞栓症の重要な原因で、抗凝固療法の適応となります。
4. 癌に付随する凝固異常は脳塞栓の原因となる。
✅ 正しい。悪性腫瘍に伴う血液凝固異常(DIC傾向)は脳塞栓を引き起こす可能性があります。
5. 慢性腎臓病〈CKD〉は脳卒中の危険因子である。
✅ 正しい。CKDは高血圧や貧血などを伴い、脳卒中リスクの増加と関連しています。
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【試験対策ポイント】
• くも膜下出血の性差:女性>男性(破裂脳動脈瘤の発症率)
• 脳出血の最大危険因子:高血圧
• 心房細動と脳塞栓:CHADS2スコアで層別化管理