第52回 理学療法士国家試験 午前 第90問
神経内科学第52回午前
多発性硬化症について正しいのはどれか。
1. 女性よりも男性に多い。
2. 再発と寛解を繰り返す。
3. 発症は50歳以上が多い。
4. 後遺障害を残すことは稀である。
5. 白色人種に比べて黄色人種に多い。
- 1. 女性よりも男性に多い。
- 2. 再発と寛解を繰り返す。 ✓
- 3. 発症は50歳以上が多い。
- 4. 後遺障害を残すことは稀である。
- 5. 白色人種に比べて黄色人種に多い。
正答:2番
解説
■ 正答:2番 — 再発と寛解を繰り返す。
多発性硬化症(MS)の最も一般的な臨床経過は再発寛解型(RRMS)であり、急性増悪と寛解を周期的に繰り返すことが特徴です。この病像は本疾患の診断基準にも含まれる重要な臨床特性です。
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【各選択肢の解説】
1. 女性よりも男性に多い。
❌ 誤り。多発性硬化症は男性の約2~3倍女性に多いとされており、性差は明確です。
2. 再発と寛解を繰り返す。
✅ 正しい。再発寛解型MSが最も頻度が高く、数週間~数ヶ月の急性増悪と部分的または完全な回復を繰り返します。
3. 発症は50歳以上が多い。
❌ 誤り。発症ピークは20~40歳の若年成人であり、50歳以上の発症は比較的稀です。
4. 後遺障害を残すことは稀である。
❌ 誤り。反復する再発により神経障害が蓄積し、多くの患者で進行性の身体機能障害や認知機能障害が生じます。
5. 白色人種に比べて黄色人種に多い。
❌ 誤り。白色人種(特に北欧系)で発症率が高く、黄色人種では比較的低い地理的勾配が存在します。
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【試験対策ポイント】
・多発性硬化症の典型的臨床経過は再発寛解型(RRMS)
・女性優位(男性の2~3倍)・発症年齢20~40歳
・白色人種に高頻度・後遺障害の累積が特徴