第52回 理学療法士国家試験 午前 第92問
内科学・臨床医学第52回午前
第52回 理学療法士国家試験 午前 第92問(内科学・臨床医学)の正答は 2 です。高齢者は嚥下機能と咳反射が低下し、気づかないうちに唾液や食物を誤嚥する(不顕性誤嚥)ため、肺炎の多くが誤嚥性肺炎である。
問題
高齢者の肺炎の特徴として正しいのはどれか。
- 1. 高熱がみられる。
- 2. 誤嚥性肺炎が多い。 ✓
- 3. 肺尖部の病巣が多い。
- 4. 咳反射の亢進がみられる。
- 5. 死因となる例は減少している。
正答:2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 84.4%やさしい
32人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 誤嚥性肺炎が多い。
高齢者は嚥下機能と咳反射が低下し、気づかないうちに唾液や食物を誤嚥する(不顕性誤嚥)ため、肺炎の多くが誤嚥性肺炎である。症状が乏しく非典型的なことも特徴である。
【各選択肢の解説】
1. 高熱がみられる。
❌ 誤り。高齢者は発熱や咳などの典型症状が出にくい。正しくは発熱が軽いかみられないことがあり、食欲低下・活気の低下・意識の変化などで気づかれることが多い。
❌ 誤り。高齢者は発熱や咳などの典型症状が出にくい。正しくは発熱が軽いかみられないことがあり、食欲低下・活気の低下・意識の変化などで気づかれることが多い。
2. 誤嚥性肺炎が多い。
✅ 正しい(=正答)。嚥下反射・咳反射の低下に脳血管障害の後遺症や口腔内の不衛生が重なり、口腔内の細菌を含む唾液などが気道に入り込むため、誤嚥性肺炎が多くなる。
✅ 正しい(=正答)。嚥下反射・咳反射の低下に脳血管障害の後遺症や口腔内の不衛生が重なり、口腔内の細菌を含む唾液などが気道に入り込むため、誤嚥性肺炎が多くなる。
3. 肺尖部の病巣が多い。
❌ 誤り。肺尖部の病巣は肺結核で典型的である。正しくは誤嚥物が重力で流れ込む下葉、特に背側に病巣が多い。
❌ 誤り。肺尖部の病巣は肺結核で典型的である。正しくは誤嚥物が重力で流れ込む下葉、特に背側に病巣が多い。
4. 咳反射の亢進がみられる。
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは咳反射が低下しており、それが誤嚥と喀出困難の原因になる。
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは咳反射が低下しており、それが誤嚥と喀出困難の原因になる。
5. 死因となる例は減少している。
❌ 誤り。高齢化に伴って肺炎による死亡は増加してきた。正しくは高齢者の主要な死因の一つで、出題当時は日本人の死因の第3位だった(厚生労働省 人口動態統計 2016年)。
❌ 誤り。高齢化に伴って肺炎による死亡は増加してきた。正しくは高齢者の主要な死因の一つで、出題当時は日本人の死因の第3位だった(厚生労働省 人口動態統計 2016年)。
【試験対策ポイント】
- 高齢者肺炎:誤嚥性が多い・症状が非典型(発熱が乏しい)・下葉背側に多い・咳反射と嚥下反射の低下
- 肺尖部の病巣:肺結核を想起
- 予防:口腔ケア・食事時の姿勢・嚥下訓練
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