PTカコモン — 理学療法士国家試験 過去問・解説

第52回 理学療法士国家試験 午前 第94問

生理学第52回午前
内分泌異常と病態の組合せで正しいのはどれか。 1. 下垂体前葉ホルモン欠損 ── 先端巨大症 2. 甲状腺機能低下 ── Basedow病 3. 抗利尿ホルモン分泌亢進 ── 尿崩症 4. 副甲状腺機能低下 ── テタニー 5. 副腎皮質機能低下 ── Cushing症候群
  1. 1. 下垂体前葉ホルモン欠損 ── 先端巨大症
  2. 2. 甲状腺機能低下 ── Basedow病
  3. 3. 抗利尿ホルモン分泌亢進 ── 尿崩症
  4. 4. 副甲状腺機能低下 ── テタニー ✓
  5. 5. 副腎皮質機能低下 ── Cushing症候群

正答:4番

解説
■ 正答:4番 — 副甲状腺機能低下 ── テタニー 副甲状腺機能低下によりカルシウム値が低下し、神経筋の興奮性が亢進することでテタニー(筋痙攣)が生じます。これは内分泌異常と病態の因果関係が正確に対応しています。 --- 【各選択肢の解説】 1. 下垂体前葉ホルモン欠損 ── 先端巨大症 ❌ 誤り。下垂体前葉ホルモン欠損は成長ホルモン不足による低身長や下垂体機能低下症を生じます。先端巨大症は成長ホルモンの分泌亢進が原因です。 2. 甲状腺機能低下 ── Basedow病 ❌ 誤り。Basedow病(バセドウ病)は甲状腺機能亢進症で、甲状腺ホルモンが過剰分泌されます。甲状腺機能低下はクレチン病やミキシデーマを生じます。 3. 抗利尿ホルモン分泌亢進 ── 尿崩症 ❌ 誤り。抗利尿ホルモン(ADH)分泌亢進は水の再吸収増加により低ナトリウム血症を生じます。尿崩症はADH分泌低下または作用不全が原因です。 4. 副甲状腺機能低下 ── テタニー ✅ 正しい。副甲状腺ホルモン低下によるカルシウム低下で、筋肉の過剰興奮性亢進がテタニーを引き起こします。 5. 副腎皮質機能低下 ── Cushing症候群 ❌ 誤り。Cushing症候群は副腎皮質ホルモン(コルチゾール)の過剰分泌が原因です。副腎皮質機能低下はAddison病を生じます。 --- 【試験対策ポイント】 • 内分泌異常と病態の因果関係を正確に把握する必要性 • カルシウム調節:副甲状腺ホルモン↓→Ca低下→テタニー • 成長ホルモン:亢進→先端巨大症、低下→低身長 • ADH:低下→尿崩症、亢進→SIADH(低ナトリウム血症)
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