第52回 理学療法士国家試験 午後 第8問
整形外科学第52回午後
第52回 理学療法士国家試験 午後 第8問(整形外科学)の正答は 1 です。図は体幹前屈を正面から見た姿で(足趾の爪が見えている)、画像の左側の背中が高く盛り上がっている。
問題
14歳の女子。第5胸椎を頂椎とする側弯症。Cobb角は18度である。体幹前屈時の様子を図に示す。正しいのはどれか。
- 1. 右凸の側弯である。 ✓
- 2. 手術療法の適応である。
- 3. 側弯体操で矯正可能である。
- 4. Boston型装具の適応である。
- 5. 第5胸椎の棘突起は凸側へ回旋している。
正答:1番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 64.7%標準
34人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 右凸の側弯である。
図は体幹前屈を正面から見た姿で(足趾の爪が見えている)、画像の左側の背中が高く盛り上がっている。正面像では画像の左=患者の右なので、肋骨隆起は右にある。肋骨隆起は椎体の回旋で凸側の肋骨が後方へ押し出されてできるので、右凸の胸椎側弯と判定できる。
【各選択肢の解説】
1. 右凸の側弯である。
✅ 正しい。前屈テストで隆起する側が凸側である。右の背部が盛り上がっているので右凸。
✅ 正しい。前屈テストで隆起する側が凸側である。右の背部が盛り上がっているので右凸。
2. 手術療法の適応である。
❌ 誤り。手術はCobb角がおよそ45〜50度以上の進行例が目安である。正しくは、18度は経過観察の範囲で、手術の適応ではない。
❌ 誤り。手術はCobb角がおよそ45〜50度以上の進行例が目安である。正しくは、18度は経過観察の範囲で、手術の適応ではない。
3. 側弯体操で矯正可能である。
❌ 誤り。側弯体操で構築性側弯の弯曲そのものを矯正することはできない。正しくは、本例は定期的なX線検査で進行を観察する段階である。
❌ 誤り。側弯体操で構築性側弯の弯曲そのものを矯正することはできない。正しくは、本例は定期的なX線検査で進行を観察する段階である。
4. Boston型装具の適応である。
❌ 誤り。装具療法は成長期でCobb角がおよそ25度以上が目安で、18度ではまだ対象にならない。正しくは、経過観察の段階であり、さらにBoston型は胸腰仙椎装具(TLSO)で頂椎が高位(第5胸椎)の胸椎カーブには向かない(高位胸椎にはMilwaukee型などの頸胸腰仙椎装具が用いられる)。
❌ 誤り。装具療法は成長期でCobb角がおよそ25度以上が目安で、18度ではまだ対象にならない。正しくは、経過観察の段階であり、さらにBoston型は胸腰仙椎装具(TLSO)で頂椎が高位(第5胸椎)の胸椎カーブには向かない(高位胸椎にはMilwaukee型などの頸胸腰仙椎装具が用いられる)。
5. 第5胸椎の棘突起は凸側へ回旋している。
❌ 誤り。構築性側弯では椎体が凸側へ回旋するので、その反対の棘突起は凹側を向く。正しくは、棘突起は凹側(左)へ回旋している。
❌ 誤り。構築性側弯では椎体が凸側へ回旋するので、その反対の棘突起は凹側を向く。正しくは、棘突起は凹側(左)へ回旋している。
【試験対策ポイント】
| Cobb角(成長期) | 対応の目安 |
|---|---|
| 25度未満 | 経過観察 |
| 25〜45度程度 | 装具療法 |
| 45〜50度以上 | 手術を検討 |
- 椎体は凸側へ、棘突起は凹側へ回旋する。肋骨隆起は凸側に出る
- 前屈テストの図は、正面像か背面像かを先に確かめてから左右を決める
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