PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第52回 理学療法士国家試験 午後 第8問

整形外科学第52回午後

第52回 理学療法士国家試験 午後 第8問(整形外科学)の正答は 1 です。体幹前屈時に右側の肋骨隆起が顕著に認められることから、右側に凸の側弯(右凸)であると判定できます。

問題
14歳の女子。第5胸椎を頂椎とする側弯症。Cobb角は18度である。体幹前屈時の様子を図に示す。正しいのはどれか。
第52回午後第8問 図
  1. 1. 右凸の側弯である。
  2. 2. 手術療法の適応である。
  3. 3. 側弯体操で矯正可能である。
  4. 4. Boston型装具の適応である。
  5. 5. 第5胸椎の棘突起は凸側へ回旋している。

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 右凸の側弯である。

体幹前屈時に右側の肋骨隆起が顕著に認められることから、右側に凸の側弯(右凸)であると判定できます。前屈試験は側弯の凸凹を視覚的に判断する重要な検査法です。


【各選択肢の解説】

1. 右凸の側弯である。
✅ 正しい。前屈時に右側肋骨隆起が明らかで、脊椎が右側に凸の配列をしており、図から右凸側弯と判定できます。
2. 手術療法の適応である。
❌ 誤り。手術適応はCobb角50度以上(思春期)が目安であり、18度では観察・装具療法の対象です。
3. 側弯体操で矯正可能である。
❌ 誤り。側弯体操には進行予防効果の報告は限定的であり、18度の固定化した側弯の矯正は困難です。
4. Boston型装具の適応である。
❌ 誤り。Boston型装具は胸腰椎側弯に有効ですが、第5胸椎頂椎の純胸椎側弯には上位固定が必要でミルウォーキー型が適応です。
5. 第5胸椎の棘突起は凸側へ回旋している。
❌ 誤り。側弯では椎体は凹側に、棘突起は凸側に回旋するため、右凸の場合棘突起は右側(凸側)へ向きます。表現が逆です。

【試験対策ポイント】

• Cobb角:18°は経過観察群(15~20°)、手術は50°以上が目安
• 胸椎側弯:ミルウォーキー型装具が標準、Boston型は胸腰椎側弯用
• 側弯の3次元変化:椎体・棘突起は凸側へ回旋、肋骨隆起は凸側に出現

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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