PTカコモン — 理学療法士国家試験 過去問・解説

第52回 理学療法士国家試験 午後 第17問

物理療法第52回午後
他に損傷がなかった場合、優先すべき治療はどれか。 1. 安静固定 2. 水中歩行練習 3. 大腿四頭筋の強化 4. 超音波療法 5. ハムストリングスの強化
  1. 1. 安静固定
  2. 2. 水中歩行練習
  3. 3. 大腿四頭筋の強化 ✓
  4. 4. 超音波療法
  5. 5. ハムストリングスの強化

正答:3番

解説
■ 正答:3番 — 大腿四頭筋の強化 膝前十字靱帯(ACL)損傷の場合、急性期を過ぎた後の優先治療は大腿四頭筋の強化です。大腿四頭筋は膝の安定性を高め、ACL機能の代償となるため、保存療法の中核をなします。 --- 【各選択肢の解説】 1. 安静固定 ❌ 誤り。急性期の初期対応としては有効ですが、治療の優先順位としては不適切です。固定のみでは機能回復が進みません。 2. 水中歩行練習 ❌ 誤り。回復後期や進行した段階での運動療法として有用ですが、初期段階の優先治療ではありません。 3. 大腿四頭筋の強化 ✅ 正しい。ACL損傷時、大腿四頭筋は膝関節の動的安定性を提供し、靱帯の機能を代償します。これが保存療法の最優先課題です。 4. 超音波療法 ❌ 誤り。物理療法として補助的な役割を果たしますが、治療の中心ではなく優先度は低いです。 5. ハムストリングスの強化 ❌ 誤り。重要な筋ですが、ACL損傷時の優先順位では大腿四頭筋より低位です。 --- 【試験対策ポイント】 • ACL損傷の保存療法=大腿四頭筋強化が最優先 • 膝関節の動的安定性獲得が治療目標 • 段階的リハビリテーション(急性期→回復期→機能的段階)の理解
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