第52回 理学療法士国家試験 午後 第24問
生理学第52回午後
第52回 理学療法士国家試験 午後 第24問(生理学)の正答は 2・4 です。高強度の運動で解糖系によるATP産生が増えると、乳酸と水素イオンが筋内にたまり、筋のpHが下がる。
問題
運動による疲労時に筋内で増えるのはどれか。2つ選べ。
- 1. ATP
- 2. 乳酸 ✓
- 3. グリコーゲン
- 4. 水素イオン(H⁺) ✓
- 5. クレアチンリン酸
正答:2・4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 30.8%難問
39人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2・4番 — 乳酸・水素イオン(H⁺)
高強度の運動で解糖系によるATP産生が増えると、乳酸と水素イオンが筋内にたまり、筋のpHが下がる。一方、エネルギー源であるATP・クレアチンリン酸・グリコーゲンは使われて減る。「増えるもの」と「使われて減るもの」を分けさせる問題。
【各選択肢の解説】
1. ATP
❌ 誤り。正しくは、ATPは筋収縮で分解され、疲労時には減少する。ただしクレアチンリン酸などで再合成され続けるため、減り方はクレアチンリン酸より小さい。
❌ 誤り。正しくは、ATPは筋収縮で分解され、疲労時には減少する。ただしクレアチンリン酸などで再合成され続けるため、減り方はクレアチンリン酸より小さい。
2. 乳酸
✅ 正しい。運動強度が上がり解糖系の速度が酸化系の処理を上回ると、ピルビン酸から乳酸が生じて筋内に蓄積する。
✅ 正しい。運動強度が上がり解糖系の速度が酸化系の処理を上回ると、ピルビン酸から乳酸が生じて筋内に蓄積する。
3. グリコーゲン
❌ 誤り。正しくは、筋グリコーゲンは解糖系の材料として分解され、運動を続けると減少する。長時間運動では枯渇が疲労の一因になる。
❌ 誤り。正しくは、筋グリコーゲンは解糖系の材料として分解され、運動を続けると減少する。長時間運動では枯渇が疲労の一因になる。
4. 水素イオン(H⁺)
✅ 正しい。解糖系でのATP産生・分解に伴って水素イオンが増え、筋内のpHが低下(アシドーシス)する。pHの低下は筋収縮のしくみを妨げ、疲労に関わる。
✅ 正しい。解糖系でのATP産生・分解に伴って水素イオンが増え、筋内のpHが低下(アシドーシス)する。pHの低下は筋収縮のしくみを妨げ、疲労に関わる。
5. クレアチンリン酸
❌ 誤り。正しくは、クレアチンリン酸はADPからATPを再合成するために分解され、運動開始直後から急速に減少する(分解で生じた無機リン酸は増える)。
❌ 誤り。正しくは、クレアチンリン酸はADPからATPを再合成するために分解され、運動開始直後から急速に減少する(分解で生じた無機リン酸は増える)。
【試験対策ポイント】
| 疲労時に増える | 疲労時に減る |
|---|---|
| 乳酸・水素イオン(pH低下)・無機リン酸・ADP | ATP・クレアチンリン酸・グリコーゲン |
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