第52回 理学療法士国家試験 午後 第26問
内科学・臨床医学第52回午後
第52回 理学療法士国家試験 午後 第26問(内科学・臨床医学)の正答は 2 です。甲状腺機能低下症では、皮下の間質にグリコサミノグリカン(ヒアルロン酸など)が沈着して水分を抱え込むため、指で押しても圧痕が残らない浮腫(粘液水腫)になる。
問題
非圧痕性浮腫を生じる疾患はどれか。
- 1. ネフローゼ症候群
- 2. 甲状腺機能低下症 ✓
- 3. 肝硬変
- 4. 心不全
- 5. 熱傷
正答:2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 23.3%難問
30人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 甲状腺機能低下症
甲状腺機能低下症では、皮下の間質にグリコサミノグリカン(ヒアルロン酸など)が沈着して水分を抱え込むため、指で押しても圧痕が残らない浮腫(粘液水腫)になる。ほかの4つは間質に水分がたまる浮腫で、押すと圧痕が残る。
【各選択肢の解説】
1. ネフローゼ症候群
❌ 誤り。正しくは、大量の尿蛋白で低アルブミン血症となり、血漿膠質浸透圧が下がって水分が間質へ移る圧痕性浮腫を生じる。
❌ 誤り。正しくは、大量の尿蛋白で低アルブミン血症となり、血漿膠質浸透圧が下がって水分が間質へ移る圧痕性浮腫を生じる。
2. 甲状腺機能低下症
✅ 正しい。間質に沈着したグリコサミノグリカンが水分と結合してゲル状になるため、圧迫しても水分が移動せず圧痕が残らない(粘液水腫)。
✅ 正しい。間質に沈着したグリコサミノグリカンが水分と結合してゲル状になるため、圧迫しても水分が移動せず圧痕が残らない(粘液水腫)。
3. 肝硬変
❌ 誤り。正しくは、肝臓でのアルブミン合成が低下して膠質浸透圧が下がり、圧痕性浮腫や腹水を生じる。
❌ 誤り。正しくは、肝臓でのアルブミン合成が低下して膠質浸透圧が下がり、圧痕性浮腫や腹水を生じる。
4. 心不全
❌ 誤り。正しくは、静脈圧が上がって毛細血管の静水圧が高まり、水分が間質へ漏れ出る圧痕性浮腫(下腿・足背に多い)を生じる。
❌ 誤り。正しくは、静脈圧が上がって毛細血管の静水圧が高まり、水分が間質へ漏れ出る圧痕性浮腫(下腿・足背に多い)を生じる。
5. 熱傷
❌ 誤り。正しくは、熱傷の浮腫は炎症で毛細血管の透過性が高まり、血漿成分が間質へ漏れ出て生じるもので、粘液水腫のような基質の沈着による浮腫ではない。
❌ 誤り。正しくは、熱傷の浮腫は炎症で毛細血管の透過性が高まり、血漿成分が間質へ漏れ出て生じるもので、粘液水腫のような基質の沈着による浮腫ではない。
【試験対策ポイント】
| 浮腫の型 | しくみ | 代表 |
|---|---|---|
| 圧痕性 | 膠質浸透圧の低下 | ネフローゼ症候群、肝硬変 |
| 圧痕性 | 静水圧の上昇 | 心不全 |
| 圧痕性 | 透過性の亢進 | 熱傷・炎症 |
| 非圧痕性 | 基質の沈着 | 甲状腺機能低下症(粘液水腫) |
| 非圧痕性 | リンパ流の障害(慢性化) | リンパ浮腫 |
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