第52回 理学療法士国家試験 午後 第27問
理学療法評価学第52回午後
第52回 理学療法士国家試験 午後 第27問(理学療法評価学)の正答は 3・4 です。日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会の関節可動域表示ならびに測定法では、肘屈曲・伸展の移動軸が橈骨、手屈曲(掌屈)・伸展(背屈)の基本軸が橈骨である。
問題
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)において、基本軸または移動軸が橈骨であるのはどれか。2つ選べ。
- 1. 肩外旋
- 2. 肩屈曲
- 3. 肘伸展 ✓
- 4. 手背屈 ✓
- 5. 前腕回内
正答:3・4番
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解説
👥 読者の報告をもとに修正済み(2026-08-07)— ご指摘ありがとうございました
■ 正答:3番、4番 — 肘伸展、手背屈
日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会の関節可動域表示ならびに測定法では、肘屈曲・伸展の移動軸が橈骨、手屈曲(掌屈)・伸展(背屈)の基本軸が橈骨である。この2つが「基本軸または移動軸が橈骨」に該当する。
※ 以前の解説は選択肢4の基本軸・移動軸が逆になっていました。読者の指摘を受け、全面的に書き直しています。
【各選択肢の解説】
1. 肩外旋
❌ 誤り。基本軸は肘を通る前額面への垂直線、移動軸は尺骨である。前腕を回旋させても軸がぶれないよう尺骨を移動軸にしている点が要点で、橈骨は使わない。
❌ 誤り。基本軸は肘を通る前額面への垂直線、移動軸は尺骨である。前腕を回旋させても軸がぶれないよう尺骨を移動軸にしている点が要点で、橈骨は使わない。
2. 肩屈曲
❌ 誤り。基本軸は肩峰を通る床への垂直線、移動軸は上腕骨。橈骨は使わない。
❌ 誤り。基本軸は肩峰を通る床への垂直線、移動軸は上腕骨。橈骨は使わない。
3. 肘伸展
✅ 正しい。基本軸は上腕骨、移動軸は橈骨。移動軸が橈骨に該当する。
✅ 正しい。基本軸は上腕骨、移動軸は橈骨。移動軸が橈骨に該当する。
4. 手背屈(伸展)
✅ 正しい。基本軸は橈骨、移動軸は第2中手骨。基本軸が橈骨に該当する。手関節は前腕側が基本軸、手側が移動軸という向きで覚える。
✅ 正しい。基本軸は橈骨、移動軸は第2中手骨。基本軸が橈骨に該当する。手関節は前腕側が基本軸、手側が移動軸という向きで覚える。
5. 前腕回内
❌ 誤り。基本軸は上腕骨、移動軸は手指を伸展した手掌面である。骨ではなく手掌面を移動軸にとる点が特徴で、橈骨は使わない。
❌ 誤り。基本軸は上腕骨、移動軸は手指を伸展した手掌面である。骨ではなく手掌面を移動軸にとる点が特徴で、橈骨は使わない。
【試験対策ポイント】
上肢で橈骨・尺骨が軸になるものを並べて覚える。
| 運動 | 基本軸 | 移動軸 |
|---|---|---|
| 肩屈曲・伸展 | 肩峰を通る床への垂直線 | 上腕骨 |
| 肩外旋・内旋 | 肘を通る前額面への垂直線 | 尺骨 |
| 肘屈曲・伸展 | 上腕骨 | 橈骨 |
| 前腕回内・回外 | 上腕骨 | 手指を伸展した手掌面 |
| 手掌屈・背屈 | 橈骨 | 第2中手骨 |
| 手橈屈・尺屈 | 前腕の中央線 | 第3中手骨 |
橈骨が出るのは肘(移動軸)と手関節の掌背屈(基本軸)の2つだけ。紛らわしい肩外旋・内旋は尺骨、前腕回内・回外は手掌面とセットで押さえる。
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