第52回 理学療法士国家試験 午後 第30問
義肢装具学第52回午後
第52回 理学療法士国家試験 午後 第30問(義肢装具学)の正答は 4 です。継手軸は解剖学的な関節の運動軸に合わせる。
問題
骨盤帯付長下肢装具の適合判定で正しいのはどれか。
- 1. 骨盤帯は側方では腸骨稜と上前腸骨棘の間に設置する。
- 2. 下腿半月上縁は腓骨頭下端の直下である。
- 3. 股継手軸は前額面で小転子より2cm上方を通る。
- 4. 膝継手軸は矢状面で膝の前後径の1/2の点と後方1/3の点の中間点を通る。 ✓
- 5. 足継手軸は前額面で内果中央を通る。
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 52%参考値
25人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 膝継手軸は矢状面で膝の前後径の1/2の点と後方1/3の点の中間点を通る。
継手軸は解剖学的な関節の運動軸に合わせる。膝継手軸は膝の前後径の中央よりやや後方を通し、ずれると屈伸のたびにカフが皮膚とずれて痛みや装具の不安定を生む。
【各選択肢の解説】
1. 骨盤帯は側方では腸骨稜と上前腸骨棘の間に設置する。
❌ 誤り。正しくは、骨盤帯は側方で腸骨稜と大転子の間に置く。上前腸骨棘は前方の骨突起で、上下の基準にはならない。
❌ 誤り。正しくは、骨盤帯は側方で腸骨稜と大転子の間に置く。上前腸骨棘は前方の骨突起で、上下の基準にはならない。
2. 下腿半月上縁は腓骨頭下端の直下である。
❌ 誤り。正しくは、下腿半月の上縁は腓骨頭から数cm下方に離して置く。腓骨頭の直下は総腓骨神経が浅く通る部位で、圧迫すると腓骨神経麻痺を起こす。
❌ 誤り。正しくは、下腿半月の上縁は腓骨頭から数cm下方に離して置く。腓骨頭の直下は総腓骨神経が浅く通る部位で、圧迫すると腓骨神経麻痺を起こす。
3. 股継手軸は前額面で小転子より2cm上方を通る。
❌ 誤り。正しくは、股継手軸の基準は小転子ではなく大転子で、大転子のやや上方・前方に置く。
❌ 誤り。正しくは、股継手軸の基準は小転子ではなく大転子で、大転子のやや上方・前方に置く。
4. 膝継手軸は矢状面で膝の前後径の1/2の点と後方1/3の点の中間点を通る。
✅ 正しい。膝の屈伸の回転中心は前後径の中央よりやや後方にあるため、この点に継手軸を合わせると屈伸時の装具のずれが小さくなる。
✅ 正しい。膝の屈伸の回転中心は前後径の中央よりやや後方にあるため、この点に継手軸を合わせると屈伸時の装具のずれが小さくなる。
5. 足継手軸は前額面で内果中央を通る。
❌ 誤り。正しくは、足継手軸は内果の下端と外果の中央を結ぶ線に合わせる。内果中央では距腿関節の運動軸より高くなる。
❌ 誤り。正しくは、足継手軸は内果の下端と外果の中央を結ぶ線に合わせる。内果中央では距腿関節の運動軸より高くなる。
【試験対策ポイント】
| 部位 | 適合の基準 |
|---|---|
| 骨盤帯 | 側方で腸骨稜と大転子の間 |
| 股継手軸 | 大転子のやや上方・前方 |
| 膝継手軸 | 前後径の1/2と後方1/3の中間点 |
| 下腿半月上縁 | 腓骨頭から下方へ離す(腓骨神経の保護) |
| 足継手軸 | 内果下端と外果中央を結ぶ線 |
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