第52回 理学療法士国家試験 午後 第34問
神経内科学第52回午後
第52回 理学療法士国家試験 午後 第34問(神経内科学)の正答は 4 です。筋萎縮性側索硬化症(ALS)は上位・下位運動ニューロンがともに障害されるが、眼球運動を支配する動眼・滑車・外転神経核は末期まで保たれやすい。
問題
筋萎縮性側索硬化症で生じにくい症状はどれか。
- 1. 舌萎縮
- 2. 構音障害
- 3. 上下肢麻痺
- 4. 眼球運動障害 ✓
- 5. 摂食嚥下障害
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 65.4%参考値
26人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 眼球運動障害
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は上位・下位運動ニューロンがともに障害されるが、眼球運動を支配する動眼・滑車・外転神経核は末期まで保たれやすい。眼球運動障害は感覚障害・膀胱直腸障害・褥瘡とともに「ALSで生じにくい症状」(陰性徴候)として覚える。
【各選択肢の解説】
1. 舌萎縮
❌ 誤り。正しくは、舌下神経核(下位運動ニューロン)の障害で舌萎縮と線維束性収縮がよくみられる。
❌ 誤り。正しくは、舌下神経核(下位運動ニューロン)の障害で舌萎縮と線維束性収縮がよくみられる。
2. 構音障害
❌ 誤り。正しくは、球麻痺(下位運動ニューロン)と偽性球麻痺(上位運動ニューロン)が重なり、構音障害がよくみられる。
❌ 誤り。正しくは、球麻痺(下位運動ニューロン)と偽性球麻痺(上位運動ニューロン)が重なり、構音障害がよくみられる。
3. 上下肢麻痺
❌ 誤り。正しくは、筋力低下・筋萎縮による上下肢の麻痺はALSの中心症状で、多くは上肢の遠位から始まる。
❌ 誤り。正しくは、筋力低下・筋萎縮による上下肢の麻痺はALSの中心症状で、多くは上肢の遠位から始まる。
4. 眼球運動障害
✅ 正しい(=正答)。眼球運動を支配する脳神経核が障害されにくいため、病気が進んでも眼球運動は残りやすい。このため進行期には視線入力などの意思伝達手段が使われる。
✅ 正しい(=正答)。眼球運動を支配する脳神経核が障害されにくいため、病気が進んでも眼球運動は残りやすい。このため進行期には視線入力などの意思伝達手段が使われる。
5. 摂食嚥下障害
❌ 誤り。正しくは、舌・咽頭・喉頭の筋の麻痺で摂食嚥下障害が生じ、球麻痺型では初発症状にもなる。
❌ 誤り。正しくは、舌・咽頭・喉頭の筋の麻痺で摂食嚥下障害が生じ、球麻痺型では初発症状にもなる。
【試験対策ポイント】
| ALSで生じる | ALSで生じにくい(陰性徴候) |
|---|---|
| 筋萎縮・筋力低下、線維束性収縮 | 眼球運動障害 |
| 構音障害・嚥下障害(球症状) | 感覚障害 |
| 腱反射亢進・病的反射 | 膀胱直腸障害 |
| 呼吸筋麻痺 | 褥瘡 |
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