PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第52回 理学療法士国家試験 午後 第35問

神経内科学第52回午後

第52回 理学療法士国家試験 午後 第35問(神経内科学)の正答は 3 です。ニューラプラキシアは神経線維の構造的破壊がない一時的な伝導ブロックであり、軸索と髄鞘が温存されるため、神経損傷の中で最も予後が良く、通常数週間以内に自然回復します。

問題
末梢神経損傷で予後が最も良いのはどれか。
  1. 1. ニューロトメーシス〈neurotmesis〉
  2. 2. アクソノトメーシス〈axonotmesis〉
  3. 3. ニューラプラキシア〈neurapraxia〉
  4. 4. 神経根引き抜き損傷
  5. 5. Waller変性

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — ニューラプラキシア〈neurapraxia〉

ニューラプラキシアは神経線維の構造的破壊がない一時的な伝導ブロックであり、軸索と髄鞘が温存されるため、神経損傷の中で最も予後が良く、通常数週間以内に自然回復します。


【各選択肢の解説】

1. ニューロトメーシス〈neurotmesis〉
❌ 誤り。神経幹全体が完全に断裂する最も重篤な損傷で、自然回復は困難であり手術的修復が必要です。
2. アクソノトメーシス〈axonotmesis〉
❌ 誤り。軸索は断裂するが神経鞘は保存される損傷で、Waller変性を生じ、再生に数ヶ月要するため予後はニューラプラキシアより悪いです。
3. ニューラプラキシア〈neurapraxia〉
✅ 正しい。神経線維の構造的破壊がない一過性伝導ブロック(圧迫損傷など)で、髄鞘と軸索が温存されるため、数日~数週間で完全に自然回復します。
4. 神経根引き抜き損傷
❌ 誤り。脊髄神経根が脊髄から引き抜かれる重篤な損傷で、予後は極めて不良です。
5. Waller変性
❌ 誤り。軸索損傷後に遠位端で起こる変性過程であり、軸索断裂を示唆するため予後は良くありません。

【試験対策ポイント】

• ニューラプラキシア=構造破壊なし→最良予後(完全回復)
• アクソノトメーシス=軸索断裂→Waller変性→数ヶ月要す
• ニューロトメーシス=神経幹完全断裂→最悪予後(手術必要)

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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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