第52回 理学療法士国家試験 午後 第49問
理学療法評価学第52回午後
胸髄損傷者の褥瘡予防で正しいのはどれか。
1. 30度側臥位にする。
2. 体位変換は6時間ごとに行う。
3. 褥瘡の好発部位に円座を用いる。
4. ベッドアップは80度以上にする。
5. 褥瘡の好発部位をマッサージする。
- 1. 30度側臥位にする。 ✓
- 2. 体位変換は6時間ごとに行う。
- 3. 褥瘡の好発部位に円座を用いる。
- 4. ベッドアップは80度以上にする。
- 5. 褥瘡の好発部位をマッサージする。
正答:1番
解説
■ 正答:1番 — 30度側臥位にする。
胸髄損傷者は長時間の座位や臥位を強いられるため、褥瘡リスクが高い。30度側臥位は仙骨部や坐骨結節への圧力分散に最も効果的な体位であり、褥瘡予防の標準的な推奨体位です。
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【各選択肢の解説】
1. 30度側臥位にする。
✅ 正しい。30度側臥位は圧力を広く分散させ、褥瘡好発部位への過度な圧迫を避けられる推奨体位です。
2. 体位変換は6時間ごとに行う。
❌ 誤り。褥瘡予防の体位変換間隔は2~4時間ごとが標準です。6時間は間隔が長すぎて圧力蓄積のリスクが増加します。
3. 褥瘡の好発部位に円座を用いる。
❌ 誤り。円座の使用は周辺部位への圧力集中を招き、逆に褥瘡を増悪させるため推奨されていません。
4. ベッドアップは80度以上にする。
❌ 誤り。ベッドアップが高いと仙骨部への剪断力が増加し褥瘡リスクが高まります。30度程度が目安です。
5. 褥瘡の好発部位をマッサージする。
❌ 誤り。褥瘡好発部位のマッサージは局所の組織損傷を招き、褥瘡発生を促進するため禁忌です。
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【試験対策ポイント】
• 体位変換間隔:2~4時間ごと(6時間は誤り)
• 推奨体位:30度側臥位(圧力分散効果)
• 禁忌対策:円座・マッサージ・ベッドアップ高角度は避ける