第52回 理学療法士国家試験 午後 第86問
病理学概論第52回午後
第52回 理学療法士国家試験 午後 第86問(病理学概論)の正答は 4 です。特発性大腿骨頭壊死症は、大腿骨頭の一部が阻血により壊死する疾患で、ステロイド薬の全身投与とアルコール多飲が二大関連因子である。
問題
特発性大腿骨頭壊死症について正しいのはどれか。
- 1. 小児に多い。
- 2. 手術適応例は少ない。
- 3. 両側性病変は稀である。
- 4. ステロイド薬使用者に多い。 ✓
- 5. 股関節内外旋可動域は保たれる。
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 45%難問
40人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — ステロイド薬使用者に多い。
特発性大腿骨頭壊死症は、大腿骨頭の一部が阻血により壊死する疾患で、ステロイド薬の全身投与とアルコール多飲が二大関連因子である。壮年期に多く、両側に生じることも多い。
【各選択肢の解説】
1. 小児に多い。
❌ 誤り。正しくは壮年期(30〜50歳代)に多い。小児に起こる大腿骨頭の阻血性壊死はPerthes病である。
❌ 誤り。正しくは壮年期(30〜50歳代)に多い。小児に起こる大腿骨頭の阻血性壊死はPerthes病である。
2. 手術適応例は少ない。
❌ 誤り。壊死範囲が広いものは骨頭の圧潰が進行しやすい。正しくは手術適応例が多く、骨切り術や人工骨頭置換術・人工股関節全置換術が行われる。
❌ 誤り。壊死範囲が広いものは骨頭の圧潰が進行しやすい。正しくは手術適応例が多く、骨切り術や人工骨頭置換術・人工股関節全置換術が行われる。
3. 両側性病変は稀である。
❌ 誤り。正しくは両側性病変が多い。特にステロイド関連では両側に生じることが多く、片側で見つかったら反対側も確認する。
❌ 誤り。正しくは両側性病変が多い。特にステロイド関連では両側に生じることが多く、片側で見つかったら反対側も確認する。
4. ステロイド薬使用者に多い。
✅ 正しい。(=正答)ステロイド薬の全身投与は骨頭の血流障害と関連し、アルコール多飲とともに最も重要な関連因子である。全身性エリテマトーデスや臓器移植後など、ステロイドを大量に使う患者で多い。
✅ 正しい。(=正答)ステロイド薬の全身投与は骨頭の血流障害と関連し、アルコール多飲とともに最も重要な関連因子である。全身性エリテマトーデスや臓器移植後など、ステロイドを大量に使う患者で多い。
5. 股関節内外旋可動域は保たれる。
❌ 誤り。正しくは骨頭の圧潰や疼痛により内旋が早期から制限され、進行すると外転・屈曲も制限される。
❌ 誤り。正しくは骨頭の圧潰や疼痛により内旋が早期から制限され、進行すると外転・屈曲も制限される。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 特発性大腿骨頭壊死症 | Perthes病 |
|---|---|---|
| 好発 | 壮年期 | 小児(男児) |
| 関連因子 | ステロイド・アルコール | 不明 |
| 両側例 | 多い | 少ない |
- 内旋制限・疼痛が初期の所見
- 圧潰が進むものは手術(骨切り術・人工関節)
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