PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第52回 理学療法士国家試験 午後 第89問

神経内科学第52回午後

第52回 理学療法士国家試験 午後 第89問(神経内科学)の正答は 2 です。てんかん発作は睡眠不足・疲労・飲酒・服薬の中断などで誘発されやすい。

問題
てんかんについて正しいのはどれか。
  1. 1. 半数以上が遺伝性である。
  2. 2. 睡眠不足は発作の誘因である。 ✓
  3. 3. 年齢とともに発症率が減少する。
  4. 4. 成人では症候性よりも特発性が多い。
  5. 5. 発作の持続時間は後遺障害と相関しない。

正答:2番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 81.3%参考値

16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 睡眠不足は発作の誘因である。

てんかん発作は睡眠不足・疲労・飲酒・服薬の中断などで誘発されやすい。生活指導では規則正しい睡眠と確実な服薬が基本になる。


【各選択肢の解説】

1. 半数以上が遺伝性である。
❌ 誤り。遺伝的素因が関わるてんかんはあるが、親から子へ遺伝する例は一部である。正しくは遺伝性のものは少数で、てんかんがあっても子に遺伝しないことが多い。
2. 睡眠不足は発作の誘因である。
✅ 正しい。(=正答)睡眠不足は大脳皮質の興奮性を高め、発作の閾値を下げる。このため脳波検査でも睡眠を不足させて異常波を誘発する方法(断眠賦活)が用いられる。
3. 年齢とともに発症率が減少する。
❌ 誤り。発症率は小児期に高く、成人期に低下したのち再び上昇する。正しくは高齢期にも発症率が高くなる(脳血管障害・認知症などによる)。
4. 成人では症候性よりも特発性が多い。
❌ 誤り。特発性てんかんの多くは小児期・思春期に発症する。正しくは成人期以降の発症では脳血管障害・頭部外傷・脳腫瘍などによる症候性が多い。
5. 発作の持続時間は後遺障害と相関しない。
❌ 誤り。発作が長く続くほど神経細胞の障害が起こりやすい。正しくは持続時間が長いほど後遺障害が残りやすく、てんかん重積状態は早期に止める必要がある。

【試験対策ポイント】

  • 発作の誘因:睡眠不足・疲労・飲酒・怠薬・発熱・光刺激(光感受性てんかん)
  • 発症年齢:小児期と高齢期に多い
  • 小児期・思春期は特発性、高齢期は症候性が多い
  • てんかん重積状態は5分以上続く発作を目安に治療を開始する(日本神経学会 てんかん診療ガイドライン2018)
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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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