第53回 理学療法士国家試験 午前 第2問
理学療法評価学第53回午前
第53回 理学療法士国家試験 午前 第2問(理学療法評価学)の正答は 3・4 です。心電図はまずQRSの幅とRR間隔の規則性、QRSの前のP波を見る。
問題
心電図(別冊No. 1 ①〜⑤)を別に示す。心電図と所見の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1. ① ─── 心房細動
- 2. ② ─── 洞性徐脈
- 3. ③ ─── 心室性期外収縮 ✓
- 4. ④ ─── 心房性期外収縮 ✓
- 5. ⑤ ─── 発作性上室性頻拍
正答:3・4番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 56.8%標準
37人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3・4番 — ③ ─── 心室性期外収縮・④ ─── 心房性期外収縮
心電図はまずQRSの幅とRR間隔の規則性、QRSの前のP波を見る。③は基本調律の途中に幅の広い変形したQRSが早期に出る=心室性期外収縮、④は幅の狭いQRSが早期に出る=心房性期外収縮である。
【各選択肢の解説】
1. ① ─── 心房細動
❌ 誤り。①は前半に幅の広いQRSが速い頻度で連続し、その後に幅の狭いQRSの調律に戻っている。RR間隔がばらばらで基線が細かく揺れる心房細動の形ではない。正しくは、幅の広いQRSの連発=心室頻拍の形である。
❌ 誤り。①は前半に幅の広いQRSが速い頻度で連続し、その後に幅の狭いQRSの調律に戻っている。RR間隔がばらばらで基線が細かく揺れる心房細動の形ではない。正しくは、幅の広いQRSの連発=心室頻拍の形である。
2. ② ─── 洞性徐脈
❌ 誤り。②は幅の狭いQRSが続くが、RR間隔が不規則で、はっきりしたP波がなく基線が細かく揺れている。正しくは心房細動の所見である。
❌ 誤り。②は幅の狭いQRSが続くが、RR間隔が不規則で、はっきりしたP波がなく基線が細かく揺れている。正しくは心房細動の所見である。
3. ③ ─── 心室性期外収縮
✅ 正しい。基本調律の途中に、先行するP波のない幅の広い変形したQRSが早く出ている。心室で興奮が始まると刺激伝導系を通らずに心室筋をゆっくり伝わるため、QRSの幅が広くなる。
✅ 正しい。基本調律の途中に、先行するP波のない幅の広い変形したQRSが早く出ている。心室で興奮が始まると刺激伝導系を通らずに心室筋をゆっくり伝わるため、QRSの幅が広くなる。
4. ④ ─── 心房性期外収縮
✅ 正しい。基本調律の途中に幅の狭いQRSが予定より早く出ている。心房で生じた興奮が通常の刺激伝導系で心室へ伝わるため、QRSの形は基本調律とほぼ同じになる。
✅ 正しい。基本調律の途中に幅の狭いQRSが予定より早く出ている。心房で生じた興奮が通常の刺激伝導系で心室へ伝わるため、QRSの形は基本調律とほぼ同じになる。
5. ⑤ ─── 発作性上室性頻拍
❌ 誤り。⑤のRR間隔は大きいマス(5mm=0.2秒、記録速度25mm/s)でおよそ6マス=約1.2秒で、心拍数は約50/分であり頻拍ではない。正しくは、発作性上室性頻拍は幅の狭いQRSが規則的に速く(150/分前後以上)続き、突然始まり突然止まる。
❌ 誤り。⑤のRR間隔は大きいマス(5mm=0.2秒、記録速度25mm/s)でおよそ6マス=約1.2秒で、心拍数は約50/分であり頻拍ではない。正しくは、発作性上室性頻拍は幅の狭いQRSが規則的に速く(150/分前後以上)続き、突然始まり突然止まる。
【試験対策ポイント】
| 所見 | QRS幅 | RR間隔 | P波 |
|---|---|---|---|
| 心房細動 | 狭い | 不規則 | なし(基線が細かく揺れる) |
| 心房性期外収縮 | 狭い | 早期に1拍 | 早期に変形したP波が先行 |
| 心室性期外収縮 | 広い・変形 | 早期に1拍 | 先行しない |
| 心室頻拍 | 広い・変形 | 速く連続 | QRSと無関係 |
- 心拍数は「300÷RR間隔の大きいマス数」で概算する
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