PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第53回 理学療法士国家試験 午前 第7問

リハビリテーション医学第53回午前

第53回 理学療法士国家試験 午前 第7問(リハビリテーション医学)の正答は 3 です。Barthel Index(10項目・100点満点、Mahoney & Barthel 1965)は項目ごとに採点して合計する。

問題
70歳の男性。脳卒中による右片麻痺。現在のADLは次のとおりである。食事は普通食を先割れスプーン使用で自立、整容は自立、更衣は自立。トイレは部分介助、入浴は部分介助。背臥位から自力で起き上がり端座位保持可能だが、車椅子への移乗は監視が必要。移動は車椅子にて自立。排便や排尿は時々失禁がある。Barthel Indexの得点はどれか。
  1. 1. 35点
  2. 2. 45点
  3. 3. 55点 ✓
  4. 4. 65点
  5. 5. 75点

正答:3番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 41.4%参考値

29人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
👥 読者の報告をもとに修正済み(2026-08-23)— ご指摘ありがとうございました
■ 正答:3番 — 55点

Barthel Index(10項目・100点満点、Mahoney & Barthel 1965)は項目ごとに採点して合計する。本問の急所は、車椅子で自立している移動は5点(歩行自立の15点ではない)という点である。

  • 食事:先割れスプーン(自助具)使用でも自立とみなす → 10点
  • 整容:自立 → 5点(整容は5点満点)
  • 更衣:自立 → 10点
  • トイレ動作:部分介助 → 5点
  • 入浴:部分介助 → 0点(入浴は5点満点で、自立でなければ0点)
  • 移乗(ベッド⇔車椅子):監視が必要 → 10点(自立が15点)
  • 移動:車椅子にて自立 → 5点
  • 排便:時々失禁 → 5点
  • 排尿:時々失禁 → 5点
  • 階段昇降:記載なし(できないとみる) → 0点
合計=10+5+10+5+0+10+5+5+5+0=55点


【各選択肢の解説】

1. 35点
❌ 誤り。食事10・整容5・更衣10・移乗10だけで35点に達し、さらにトイレ動作・移動・排便・排尿の各5点が加わる。正しくは55点である。
2. 45点
❌ 誤り。上の35点にトイレ動作5・移動5・排便5・排尿5を加えると55点になる。正しくは55点である。
3. 55点
✅ 正しい。10項目を1つずつ採点した合計が55点になる。自助具を使っても自立なら満点、監視は自立より1段低い点、という採点の決まりをそのまま当てはめた結果である。
4. 65点
❌ 誤り。移動を「車椅子自立=5点」ではなく「歩行自立=15点」と数えると65点になる。本問最大のひっかけ。正しくは、歩行できず車椅子で自立している移動は5点で、合計55点である。
5. 75点
❌ 誤り。75点にするには55点からさらに20点が必要で、記載のADLの範囲では届かない。正しくは55点である。

【試験対策ポイント】

満点項目
15点移乗・移動
10点食事・更衣・トイレ動作・排便・排尿・階段昇降
5点整容・入浴

(15×2+10×6+5×2=100点)

  • 移動:45m以上を介助なしで歩行=15点、介助歩行=10点、歩行不能で車椅子を自分で操作して45m以上移動=5点
  • 「自助具を使っても自立なら満点」「移乗は監視=10点(自立が15点)」「入浴・整容は5点満点なので部分介助は0点」「時々失禁=排便・排尿とも5点」
  • 計算問題は10項目を縦に書き出してから合計するとミスが減る
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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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