PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第53回 理学療法士国家試験 午前 第15問

理学療法評価学第53回午前

第53回 理学療法士国家試験 午前 第15問(理学療法評価学)の正答は 3 です。全身持久力の改善には最大酸素摂取量のおよそ50~70%に相当する強度が用いられます。

問題
全身持久力改善のために必要な運動負荷量(ワット)として正しいのはどれか。
第53回午前第15問 図
  1. 1. 50
  2. 2. 100
  3. 3. 200
  4. 4. 300
  5. 5. 350

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 200

全身持久力の改善には最大酸素摂取量のおよそ50~70%に相当する強度が用いられます。本例の最大酸素摂取量は約3,500mL/分で、その約60%は約2,100mL/分。図でこの酸素摂取量に対応する運動負荷量は約200ワットです。


【各選択肢の解説】

1. 50
❌ 誤り。50ワットは酸素摂取量約1,000mL/分(VO2maxの約30%)で、持久力改善には負荷が低すぎます。
2. 100
❌ 誤り。100ワットは約1,500mL/分(約40%強)で、目標強度にやや届きません。
3. 200
✅ 正しい。約2,100mL/分(VO2maxの約60%)に相当し、全身持久力の改善に適した中強度です。
4. 300
❌ 誤り。300ワットは約3,000mL/分(約85%)で、持久力トレーニングとしては高強度すぎます。
5. 350
❌ 誤り。350ワットは最大酸素摂取量付近(ほぼ100%)で、持久力改善の至適強度を超えています。

【試験対策ポイント】

有酸素的な全身持久力トレーニングの至適強度は概ねVO2maxの50~70%(Borg指数11~13=「楽~ややきつい」、AT〈嫌気性代謝閾値〉付近)。VO2maxの値から目標酸素摂取量を計算し、グラフで対応するワット数を逆引きする。Karvonen法による目標心拍数の設定とあわせて、運動処方の中強度設定の感覚を持っておく。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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