PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第53回 理学療法士国家試験 午前 第16問

神経内科学第53回午前

第53回 理学療法士国家試験 午前 第16問(神経内科学)の正答は 1 です。左片麻痺患者は健側である右側からの起き上がり・移乗が安全です。

問題
脳卒中後の左片麻痺患者の生活環境を整えることとした。ベッドとポータブルトイレの位置で適切なのはどれか。
第53回午前第16問 図
  1. 1. ①
  2. 2. ②
  3. 3. ③
  4. 4. ④
  5. 5. ⑤

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — ①

左片麻痺患者は健側である右側からの起き上がり・移乗が安全です。①ではポータブルトイレがベッドの足側・患者の健側(右側)寄りに置かれており、患者は健側から起き上がって立ち上がり、健側方向へ回り込んで移乗できます。


【各選択肢の解説】

1.
✅ 正しい。トイレが健側(右側)の足側に位置し、健側を軸にした立ち上がりと方向転換で安全に移乗できる配置です。
2.
❌ 誤り。トイレが患側(左側)に位置し、麻痺側へ向かって移乗することになり転倒リスクが高くなります。
3.
❌ 誤り。トイレが患側に置かれており、麻痺側で支持・回旋することになるため不適切です。
4.
❌ 誤り。患側下方の配置で、麻痺側を軸とした移乗を強いられ安全性に欠けます。
5.
❌ 誤り。トイレが頭側に寄り過ぎており、起き上がって立ち上がる動線として実用的でなく、移乗にも適しません。

【試験対策ポイント】

移乗・環境設定の大原則は健側方向へ移乗すること。左片麻痺なら右(健側)にトイレ・車椅子を置く。立ち上がりは健側下肢で支持し、健側を軸に回旋させる。ベッドからの起き上がりも健側を下にして肘で押し起こす。図問題では「枕=頭側」を基準に左右を確定し、麻痺側と反対側(健側)に福祉用具があるかを確認する。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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