PTカコモン — 理学療法士国家試験 過去問・解説

第53回 理学療法士国家試験 午前 第19問

人間発達学第53回午前
生後4か月の乳児。健診で股関節の異常を指摘された。来院時に右股関節の開排制限を認めたため、股関節のエックス線単純検査を行った。股関節の図を示す。臼蓋角はどれか。 1. a 2. b 3. c 4. d 5. e
第53回午前第19問 図
  1. 1. a
  2. 2. b
  3. 3. c
  4. 4. d
  5. 5. e ✓

正答:5番

解説
■ 正答:5番 — e 臼蓋角とは、股関節の臼蓋(寛骨臼)の形態を評価するための角度で、股関節エックス線正面像において、臼蓋の上縁と下縁を結ぶ直線と、骨盤正中線がなす角度のことです。新生児・乳幼児の股関節形成不全(発育性股関節形成不全:DDH)のスクリーニングに重要な指標であり、一般的に臼蓋角が大きいほど臼蓋形成が不良とされています。 --- 【各選択肢の解説】 1. a ❌ 誤り。これは外転角度を示す線の位置です。 2. b ❌ 誤り。これは大腿骨頸部軸と骨盤正中線の関係を示す線です。 3. c ❌ 誤り。これは骨盤の正中線を示す参考線であり、臼蓋角そのものではありません。 4. d ❌ 誤り。これは臼蓋の構造の一部を示しますが、臼蓋角の測定線ではありません。 5. e ✅ 正しい。臼蓋上縁と臼蓋下縁を結ぶ直線と、骨盤正中線が形成する角度が臼蓋角です。 --- 【試験対策ポイント】 • 臼蓋角の正常値:生後4か月で約30度以下が目安 • 臼蓋角が30度を超える場合は股関節形成不全の可能性を考慮 • DDHスクリーニングにおいて臼蓋角は重要な評価指標
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