第53回 理学療法士国家試験 午前 第32問
整形外科学第53回午前
関節リウマチの脊椎病変で最も多いのはどれか。
1. 黄色靱帯骨化
2. 環軸椎亜脱臼
3. 後縦靱帯骨化
4. 脊柱側弯
5. 腰椎椎間板ヘルニア
- 1. 黄色靱帯骨化
- 2. 環軸椎亜脱臼 ✓
- 3. 後縦靱帯骨化
- 4. 脊柱側弯
- 5. 腰椎椎間板ヘルニア
正答:2番
解説
■ 正答:2番 — 環軸椎亜脱臼
関節リウマチ(RA)では頸椎が好発部位であり、特に環軸椎(C1-C2)部位が炎症の中心となるため、環軸椎亜脱臼が最も頻度の高い脊椎病変です。
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【各選択肢の解説】
1. 黄色靱帯骨化
❌ 誤り。黄色靱帯骨化は加齢に伴う変性疾患であり、RAの特異的な脊椎病変ではありません。
2. 環軸椎亜脱臼
✅ 正しい。C1-C2部位の関節滑膜炎により歯突起周囲の靱帯が破壊され、亜脱臼が生じます。RA脊椎病変の70~80%を占める最頻出病変です。
3. 後縦靱帯骨化
❌ 誤り。後縦靱帯骨化は遺伝的素因が関与する日本人に比較的多い疾患で、RA特異的ではありません。
4. 脊柱側弯
❌ 誤り。RAでは側弯よりも脊椎の局所的な不安定性が問題となります。
5. 腰椎椎間板ヘルニア
❌ 誤り。RAは頸椎を中心に侵襲し、腰椎病変は一般的ではありません。
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【試験対策ポイント】
・RA脊椎病変の好発部位=頸椎(特にC1-C2)
・環軸椎亜脱臼の機序=歯突起周囲靱帯破壊→前方亜脱臼
・神経症状出現時は手術的固定が必要