第53回 理学療法士国家試験 午前 第38問
生理学第53回午前
第53回 理学療法士国家試験 午前 第38問(生理学)の正答は 3 です。寒冷は神経の伝導速度を下げる。
問題
寒冷療法が痙縮を低下させる機序はどれか。
- 1. 筋組織の代謝の増大
- 2. 毛細血管透過性の増大
- 3. γ神経線維の伝導速度の低下 ✓
- 4. δ神経線維の伝導速度の低下
- 5. 筋紡錘からの求心性放電の増大
正答:3番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 41.9%難問
31人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — γ神経線維の伝導速度の低下
寒冷は神経の伝導速度を下げる。筋紡錘の感度を上げているγ運動線維の働きが落ちると、筋紡錘からの求心性放電が減り、伸張反射が弱まって痙縮が低下する。
【各選択肢の解説】
1. 筋組織の代謝の増大
❌ 誤り。代謝の増大は温熱の作用である。正しくは、寒冷は組織の温度を下げて代謝を低下させる。
❌ 誤り。代謝の増大は温熱の作用である。正しくは、寒冷は組織の温度を下げて代謝を低下させる。
2. 毛細血管透過性の増大
❌ 誤り。透過性の増大は炎症や温熱の方向である。正しくは、寒冷は血管を収縮させ、毛細血管透過性を低下させて浮腫・腫脹を抑える。
❌ 誤り。透過性の増大は炎症や温熱の方向である。正しくは、寒冷は血管を収縮させ、毛細血管透過性を低下させて浮腫・腫脹を抑える。
3. γ神経線維の伝導速度の低下
✅ 正しい。(=正答)冷却でγ運動線維の伝導が遅くなり、筋紡錘の錘内筋の緊張が下がる。筋紡錘が伸張に反応しにくくなるので、痙縮が低下する。
✅ 正しい。(=正答)冷却でγ運動線維の伝導が遅くなり、筋紡錘の錘内筋の緊張が下がる。筋紡錘が伸張に反応しにくくなるので、痙縮が低下する。
4. δ神経線維の伝導速度の低下
❌ 誤り。Aδ線維は鋭い痛みや冷感を伝える感覚線維で、伸張反射の回路に入っていない。正しくは、Aδ線維の伝導低下は寒冷による鎮痛の機序に関わる。
❌ 誤り。Aδ線維は鋭い痛みや冷感を伝える感覚線維で、伸張反射の回路に入っていない。正しくは、Aδ線維の伝導低下は寒冷による鎮痛の機序に関わる。
5. 筋紡錘からの求心性放電の増大
❌ 誤り。放電が増えれば伸張反射は強まり、痙縮は増す方向になる。正しくは、寒冷は筋紡錘からの求心性放電を減少させる。
❌ 誤り。放電が増えれば伸張反射は強まり、痙縮は増す方向になる。正しくは、寒冷は筋紡錘からの求心性放電を減少させる。
【試験対策ポイント】
| 作用 | 寒冷 | 温熱 |
|---|---|---|
| 血管 | 収縮 | 拡張 |
| 代謝 | 低下 | 増大 |
| 毛細血管透過性 | 低下 | 増大 |
| 神経伝導速度 | 低下 | 上昇 |
寒冷による痙縮の低下は「γ線維の伝導低下→筋紡錘の感度低下→求心性放電の減少→伸張反射の抑制」の順でつなげる。
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