PTカコモン — 理学療法士国家試験 過去問・解説

第53回 理学療法士国家試験 午前 第41問

義肢装具学第53回午前
脊髄小脳変性症の患者で、歩行可能であるが伝い歩きが主であり、方向転換時に不安定となってしまう場合の歩行補助具として適切なのはどれか。 1. T字杖 2. 歩行車 3. 交互型歩行器 4. ウォーカーケイン 5. ロフストランド杖
  1. 1. T字杖
  2. 2. 歩行車 ✓
  3. 3. 交互型歩行器
  4. 4. ウォーカーケイン
  5. 5. ロフストランド杖

正答:2番

解説
■ 正答:2番 — 歩行車 脊髄小脳変性症患者は小脳失調による運動協調障害で、方向転換時に動的バランスが低下します。伝い歩きが主であり不安定な状況では、4点支持で安定性が高く、方向転換時もフレーム全体を回転させて対応できる歩行車が最適です。 --- 【各選択肢の解説】 1. T字杖 ❌ 誤り。1点支持であり、小脳失調による不安定性に対する支持性が不十分です。 2. 歩行車 ✅ 正しい。4点支持で安定性が高く、方向転換時もフレーム全体を操作できるため、小脳失調患者の動的バランス低下に対応できます。 3. 交互型歩行器 ❌ 誤り。腕の協調性が必要で、小脳失調患者には操作が困難です。 4. ウォーカーケイン ❌ 誤り。T字杖と同様に支持性が限定的で、方向転換時の安定性確保が難しいです。 5. ロフストランド杖 ❌ 誤り。上肢支持が必要で、小脳失調による上下肢の協調障害がある場合に不適切です。 --- 【試験対策ポイント】 • 小脳失調の特徴:動的バランス低下、方向転換時に不安定性が顕著 • 歩行車:4点支持で最も安定性が高く、小脳疾患患者の第一選択肢 • 伝い歩き主体の患者には、支持面が広く固定的な補助具が有効
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