第53回 理学療法士国家試験 午前 第41問
義肢装具学第53回午前
第53回 理学療法士国家試験 午前 第41問(義肢装具学)の正答は 2 です。伝い歩きが主で方向転換時に不安定な運動失調には、支持基底面が広く、両手で体重を預けたまま向きを変えられる補助具が要る。
問題
脊髄小脳変性症の患者で、歩行可能であるが伝い歩きが主であり、方向転換時に不安定となってしまう場合の歩行補助具として適切なのはどれか。
- 1. T字杖
- 2. 歩行車 ✓
- 3. 交互型歩行器
- 4. ウォーカーケイン
- 5. ロフストランド杖
正答:2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 33.3%難問
30人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 歩行車
伝い歩きが主で方向転換時に不安定な運動失調には、支持基底面が広く、両手で体重を預けたまま向きを変えられる補助具が要る。キャスター付きで持ち上げずに押して進める歩行車がこれに当たる。
【各選択肢の解説】
1. T字杖
❌ 誤り。T字杖は片手で支える1点支持で、支持基底面の拡大はわずか。伝い歩きの段階の失調では支えが足りない。正しくは、独歩に近く軽い不安定さを補う段階で使う。
❌ 誤り。T字杖は片手で支える1点支持で、支持基底面の拡大はわずか。伝い歩きの段階の失調では支えが足りない。正しくは、独歩に近く軽い不安定さを補う段階で使う。
2. 歩行車
✅ 正しい。四方を囲むフレームで支持基底面が広く、車輪で押して進むため持ち上げる動作が要らない。方向転換の間も両手の支えが途切れないので、体幹の動揺が大きい失調に向く。
✅ 正しい。四方を囲むフレームで支持基底面が広く、車輪で押して進むため持ち上げる動作が要らない。方向転換の間も両手の支えが途切れないので、体幹の動揺が大きい失調に向く。
3. 交互型歩行器
❌ 誤り。左右のフレームを交互に前に出す歩行器で、操作の間は片側の支えが外れ、上肢の協調的な操作も要る。失調では操作が乱れやすい。正しくは、上肢の協調が保たれ、下肢の交互運動に合わせて使える人に向く。
❌ 誤り。左右のフレームを交互に前に出す歩行器で、操作の間は片側の支えが外れ、上肢の協調的な操作も要る。失調では操作が乱れやすい。正しくは、上肢の協調が保たれ、下肢の交互運動に合わせて使える人に向く。
4. ウォーカーケイン
❌ 誤り。片手で使う杖と歩行器の中間の補助具で、支持性は歩行器より低い。正しくは、片麻痺などで片手しか使えない人の歩行初期などに用いる。
❌ 誤り。片手で使う杖と歩行器の中間の補助具で、支持性は歩行器より低い。正しくは、片麻痺などで片手しか使えない人の歩行初期などに用いる。
5. ロフストランド杖
❌ 誤り。前腕カフで上肢の支持力を補う杖で、支持基底面を大きく広げるものではない。正しくは、上肢・下肢の筋力低下などで杖に体重をかけたい人に用いる。
❌ 誤り。前腕カフで上肢の支持力を補う杖で、支持基底面を大きく広げるものではない。正しくは、上肢・下肢の筋力低下などで杖に体重をかけたい人に用いる。
【試験対策ポイント】
| 補助具 | 支持の広さ | 使い方 |
|---|---|---|
| T字杖 | 小 | 片手 |
| ロフストランド杖 | 小(前腕で支える) | 片側または両側(2本) |
| ウォーカーケイン | 中 | 片手 |
| 交互型歩行器 | 大(操作中は片側が外れる) | 両手 |
| 歩行車 | 大(押して進む) | 両手 |
運動失調で不安定さが大きいほど、支えが広く途切れない補助具を選ぶ。
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