PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第53回 理学療法士国家試験 午前 第40問

リハビリテーション医学第53回午前

第53回 理学療法士国家試験 午前 第40問(リハビリテーション医学)の正答は 3 です。認知症の症状は、脳の障害で直接起こる中核症状(認知機能障害)と、本人の性格・環境・対応の影響を受けて現れる行動・心理症状(BPSD)に分かれる。

問題
認知症の周辺症状であるBPSD〈behavioral and psychological symptoms of dementia〉はどれか。
  1. 1. 失行
  2. 2. 失認
  3. 3. 妄想 ✓
  4. 4. 見当識障害
  5. 5. 遂行機能障害

正答:3番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 35.3%参考値

17人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 妄想

認知症の症状は、脳の障害で直接起こる中核症状(認知機能障害)と、本人の性格・環境・対応の影響を受けて現れる行動・心理症状(BPSD)に分かれる。妄想はBPSDである。


【各選択肢の解説】

1. 失行
❌ 誤り。失行は脳の障害による認知機能障害そのものである。正しくは、失行は中核症状に分類する。
2. 失認
❌ 誤り。失認も脳の障害による認知機能障害である。正しくは、失認は中核症状に分類する。
3. 妄想
✅ 正しい。(=正答)物盗られ妄想のように、記憶障害などの中核症状を背景に、不安や周囲との関係の中で二次的に現れる心理症状で、BPSDに分類する。環境や関わり方で軽くなりうる。
4. 見当識障害
❌ 誤り。時間・場所・人が分からなくなるのは認知機能障害である。正しくは、見当識障害は中核症状に分類する。
5. 遂行機能障害
❌ 誤り。計画を立てて実行できなくなるのは認知機能障害である。正しくは、遂行機能障害は中核症状に分類する。

【試験対策ポイント】

分類症状
中核症状記憶障害・見当識障害・失語・失行・失認・遂行機能障害
BPSD(行動症状)徘徊・暴言・暴力・興奮・不穏
BPSD(心理症状)妄想・幻覚・抑うつ・不安・睡眠障害

「認知機能そのものか、それを背景に現れる行動・心理か」で振り分ける。

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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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