第53回 理学療法士国家試験 午前 第44問
神経内科学第53回午前
第53回 理学療法士国家試験 午前 第44問(神経内科学)の正答は 3 です。脳梗塞急性期は、意識障害や麻痺などの神経症候の増悪がないことを確かめながら早期に離床を進めるのが原則である。
問題
重度の片麻痺を生じた脳梗塞患者に対する急性期の理学療法で正しいのはどれか。
- 1. 立位練習には装具を用いない。
- 2. 非麻痺側の筋力増強運動は行わない。
- 3. 神経症候の増悪がなければ離床練習を開始する。 ✓
- 4. 深部静脈血栓症の予防目的で弾性ストッキングは使用しない。
- 5. 安静時に収縮期血圧が140 mmHgを超えている場合は実施しない。
正答:3番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 51.7%参考値
29人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:3番 — 神経症候の増悪がなければ離床練習を開始する。
脳梗塞急性期は、意識障害や麻痺などの神経症候の増悪がないことを確かめながら早期に離床を進めるのが原則である。廃用症候群・深部静脈血栓症・誤嚥性肺炎などの合併症を防ぎ、機能回復を促す(脳卒中治療ガイドライン)。
【各選択肢の解説】
1. 立位練習には装具を用いない。
❌ 誤り。重度片麻痺では膝折れを防ぎ、早期から立位・歩行練習を行うために長下肢装具などを積極的に用いる。正しくは、装具を用いて早期から立位練習を行う。
❌ 誤り。重度片麻痺では膝折れを防ぎ、早期から立位・歩行練習を行うために長下肢装具などを積極的に用いる。正しくは、装具を用いて早期から立位練習を行う。
2. 非麻痺側の筋力増強運動は行わない。
❌ 誤り。急性期の臥床は非麻痺側にも筋力低下を起こし、起居・移乗・立位では非麻痺側の力が頼りになる。正しくは、廃用予防のため非麻痺側の筋力増強運動も行う。
❌ 誤り。急性期の臥床は非麻痺側にも筋力低下を起こし、起居・移乗・立位では非麻痺側の力が頼りになる。正しくは、廃用予防のため非麻痺側の筋力増強運動も行う。
3. 神経症候の増悪がなければ離床練習を開始する。
✅ 正しい。離床の可否は病型・神経症候・全身状態で判断し、神経症候の増悪がなければ座位から段階的に離床を進める。早期離床は廃用と合併症を防ぎ、ADLの回復につながる。
✅ 正しい。離床の可否は病型・神経症候・全身状態で判断し、神経症候の増悪がなければ座位から段階的に離床を進める。早期離床は廃用と合併症を防ぎ、ADLの回復につながる。
4. 深部静脈血栓症の予防目的で弾性ストッキングは使用しない。
❌ 誤り。臥床の続く重度片麻痺患者は深部静脈血栓症のリスクが高く、予防策を講じないことは誤り。正しくは、深部静脈血栓症の予防策を行う。手段については、脳卒中治療ガイドラインで段階的弾性ストッキング単独は予防効果が乏しく皮膚障害が増えるため勧められず(CLOTS試験)、間欠的空気圧迫法が勧められている。弾性ストッキングの扱いは文献により分かれる。
❌ 誤り。臥床の続く重度片麻痺患者は深部静脈血栓症のリスクが高く、予防策を講じないことは誤り。正しくは、深部静脈血栓症の予防策を行う。手段については、脳卒中治療ガイドラインで段階的弾性ストッキング単独は予防効果が乏しく皮膚障害が増えるため勧められず(CLOTS試験)、間欠的空気圧迫法が勧められている。弾性ストッキングの扱いは文献により分かれる。
5. 安静時に収縮期血圧が140 mmHgを超えている場合は実施しない。
❌ 誤り。脳梗塞急性期は脳灌流を保つため高めの血圧を許容し、降圧を急がない時期である。正しくは、収縮期140 mmHgを超える程度で一律に中止はせず、全身状態と神経症候を見て判断する。
❌ 誤り。脳梗塞急性期は脳灌流を保つため高めの血圧を許容し、降圧を急がない時期である。正しくは、収縮期140 mmHgを超える程度で一律に中止はせず、全身状態と神経症候を見て判断する。
【試験対策ポイント】
- 急性期理学療法の柱=神経症候・バイタルを確かめながらの早期離床
- 装具は早期の立位・歩行練習に使う道具
- 非麻痺側も廃用予防の対象
- 深部静脈血栓症の予防は行う(脳卒中では間欠的空気圧迫法の根拠が強い)
- 脳梗塞急性期は高めの血圧を許容する(下げすぎると虚血が広がるおそれ)
📗 PTカコモンの学習教材
この問題でつまずいた範囲は、PT国試ノート「内科学」第7章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。
▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)全科目セット 850円・買い切り / 全36冊・全129章。運動学・解剖学は無料で読めます。
スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
理学療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
- 📚18年分・約3,595問をスマホでそのまま演習
- 🎯間違えた問題だけ自動でピックアップして復習
- 📈正答率と苦手な科目をグラフで可視化
登録30秒・ずっと無料
🗺️
ST-Toolbox の無料サービス
リハ就職マップ | PTの就職先を公的データから探す
見学先を選ぶときにまず知りたいのは「そこがどの分野をやっているか」。届出内容から分かる領域(脳血管等・運動器・呼吸器・心大血管・小児・生活期(介護施設))と、住所を入れての通勤時間で絞り込めます。全国18,875か所・登録不要。求人が出ていない施設も最初から載っています。
別タブでさがす →
関連
スポンサーリンク(広告)