PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第53回 理学療法士国家試験 午前 第43問

整形外科学第53回午前

第53回 理学療法士国家試験 午前 第43問(整形外科学)の正答は 2 です。エックス線では橈骨遠位端骨折で遠位骨片が背側(手背側)へ転位し、側面像で典型的なフォーク状(dinner fork)変形を示す。

問題
手関節背屈位で手をついて転倒した患者のエックス線単純写真(別冊No.5)を別に示す。この病態として正しいのはどれか。
第53回午前第43問 図
  1. 1. chauffeur's骨折
  2. 2. Colles骨折
  3. 3. Galeazzi骨折
  4. 4. Monteggia骨折
  5. 5. Smith骨折

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — Colles骨折

エックス線では橈骨遠位端骨折で遠位骨片が背側(手背側)へ転位し、側面像で典型的なフォーク状(dinner fork)変形を示す。手関節背屈位で手をついて転倒した受傷機転と合わせ、Colles骨折と判断できる。


【各選択肢の解説】

1. chauffeur's骨折
❌ 誤り。橈骨茎状突起の骨折で、遠位骨片が背側へ大きく転位する本症例の所見と一致しない。
2. Colles骨折
✅ 正しい。橈骨遠位端骨折で遠位骨片が背側転位しフォーク状変形を呈する。背屈位での手つき転倒が典型機転。
3. Galeazzi骨折
❌ 誤り。橈骨骨幹部骨折+遠位橈尺関節脱臼で、骨折部位が骨幹部であり所見が異なる。
4. Monteggia骨折
❌ 誤り。尺骨骨幹部骨折+橈骨頭脱臼で、前腕近位の損傷。手関節の所見とは異なる。
5. Smith骨折
❌ 誤り。橈骨遠位端骨折だが遠位骨片が掌側転位する(Collesの逆)。本症例は背側転位。

【試験対策ポイント】

橈骨遠位端骨折の転位方向で区別する。Colles=背側転位(背屈位で手つき・フォーク状変形)Smith=掌側転位(屈曲位で手つき・逆Colles)。Galeazzi(橈骨骨幹部+遠位橈尺関節脱臼)とMonteggia(尺骨骨幹部+橈骨頭脱臼)は前腕骨幹部の脱臼骨折として別枠で覚える。

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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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