第53回 理学療法士国家試験 午前 第46問
理学療法評価学第53回午前
第53回 理学療法士国家試験 午前 第46問(理学療法評価学)の正答は 3 です。クリーゼは重症筋無力症の急な増悪で、呼吸筋・球筋の筋力低下により呼吸不全に陥る状態。
問題
重症筋無力症のクリーゼについて誤っているのはどれか。
- 1. 嚥下障害を認める。
- 2. 咳嗽機能が低下する。
- 3. 閉塞性換気障害をきたす。 ✓
- 4. 発症率は20%以上である。
- 5. ステロイドの急激な減量が原因となる。
正答:3番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 33.3%参考値
18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 閉塞性換気障害をきたす。
クリーゼは重症筋無力症の急な増悪で、呼吸筋・球筋の筋力低下により呼吸不全に陥る状態。気道が狭くなるのではなく、胸郭を動かす力が落ちて換気量が減る=拘束性換気障害であり、「閉塞性」が誤り。
【各選択肢の解説】
1. 嚥下障害を認める。
✅ 正しい。球筋の筋力低下で嚥下障害が起こり、誤嚥や気道分泌物の貯留が呼吸不全を悪化させる。
✅ 正しい。球筋の筋力低下で嚥下障害が起こり、誤嚥や気道分泌物の貯留が呼吸不全を悪化させる。
2. 咳嗽機能が低下する。
✅ 正しい。呼気筋・腹筋や声門閉鎖の力が落ちて咳の力が弱まり、排痰が難しくなる。
✅ 正しい。呼気筋・腹筋や声門閉鎖の力が落ちて咳の力が弱まり、排痰が難しくなる。
3. 閉塞性換気障害をきたす。
❌ 誤り(=正答)。呼吸筋の筋力低下で肺活量(%VC)が下がる。正しくは、拘束性換気障害をきたす。
❌ 誤り(=正答)。呼吸筋の筋力低下で肺活量(%VC)が下がる。正しくは、拘束性換気障害をきたす。
4. 発症率は20%以上である。
✅ 正しい。重症筋無力症の患者の約20%が経過中にクリーゼを経験するとされ、出題はこの値に拠っている。報告により15〜20%程度とする幅があり、文献により扱いが分かれる。
✅ 正しい。重症筋無力症の患者の約20%が経過中にクリーゼを経験するとされ、出題はこの値に拠っている。報告により15〜20%程度とする幅があり、文献により扱いが分かれる。
5. ステロイドの急激な減量が原因となる。
✅ 正しい。ステロイドの急激な減量・中止は誘因の1つ。ほかに感染・手術・ストレス・一部の薬剤(アミノグリコシド系など)も誘因となる。
✅ 正しい。ステロイドの急激な減量・中止は誘因の1つ。ほかに感染・手術・ストレス・一部の薬剤(アミノグリコシド系など)も誘因となる。
【試験対策ポイント】
| 換気障害 | 指標 | 主な原因 |
|---|---|---|
| 拘束性 | %VC<80% | 神経筋疾患(重症筋無力症・ALS・Guillain-Barré症候群)・間質性肺炎・胸郭変形 |
| 閉塞性 | FEV1.0%<70% | COPD・気管支喘息 |
神経筋疾患の呼吸障害は「拘束性」と覚える。
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