PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第53回 理学療法士国家試験 午前 第72問

解剖学第53回午前

第53回 理学療法士国家試験 午前 第72問(解剖学)の正答は 5 です。膝関節を深く屈曲すると、下腿後面と大腿後面の筋腹どうしが接触して運動が止まる。

問題
正常な膝関節を屈曲したときの最終域感で正しいのはどれか。
  1. 1. 虚性
  2. 2. 筋性
  3. 3. 骨性
  4. 4. 靱帯性
  5. 5. 軟部組織性 ✓

正答:5番

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同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 軟部組織性

膝関節を深く屈曲すると、下腿後面と大腿後面の筋腹どうしが接触して運動が止まる。このやわらかく押し返される最終域感を軟部組織性という。正常な最終域感の種類と代表的な関節運動の組合せを見分けさせる。


【各選択肢の解説】

1. 虚性
❌ 誤り。虚性は正常ではみられない。正しくは強い痛みのために、抵抗を感じる前に患者が運動を止めてしまう異常な最終域感で、急性の滑液包炎などでみられる。
2. 筋性
❌ 誤り。膝屈曲では筋が伸び切る前に軟部組織どうしがぶつかる。正しくは筋性(筋の伸張による停止)は、膝伸展位での股関節屈曲(ハムストリングスの伸張)などでみられる。
3. 骨性
❌ 誤り。膝屈曲では骨どうしは当たらない。正しくは骨性は骨と骨が当たる硬い停止で、肘関節の伸展(肘頭が肘頭窩に当たる)が代表である。
4. 靱帯性
❌ 誤り。膝屈曲では靱帯が張る前に軟部組織が接触する。正しくは靱帯性は靱帯や関節包の伸張による弾力のある硬い停止で、膝関節の伸展や前腕の回外などでみられる。
5. 軟部組織性
✅ 正しい。下腿後面と大腿後面の筋・脂肪などの軟部組織が圧し合って止まるため、やわらかく弾力のある感触になる。肘関節の屈曲(前腕前面と上腕前面の接触)も同じ型である。

【試験対策ポイント】

最終域感感触代表例
骨性硬い肘伸展
軟部組織性やわらかい膝屈曲・肘屈曲
筋性(伸張)やや弾力膝伸展位での股屈曲
靱帯性・関節包性弾力のある硬さ膝伸展・前腕回外
虚性抵抗の前に痛みで止まる異常(正常ではない)
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