第53回 理学療法士国家試験 午前 第74問
運動学第53回午前
第53回 理学療法士国家試験 午前 第74問(運動学)の正答は 3 です。正常歩行では、骨盤は水平面で回旋し、前額面で遊脚側が少し下がり、立脚側へ側方移動する。
問題
正常歩行について正しいのはどれか。
- 1. 肩関節は同側の踵接地時に最大屈曲位となる。
- 2. 膝関節は踵接地直後に伸展する。
- 3. 骨盤は水平面において回旋運動をする。 ✓
- 4. 骨盤は前額面において水平に保たれる。
- 5. 骨盤は遊脚側へ側方移動する。
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 71.4%参考値
28人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 骨盤は水平面において回旋運動をする。
正常歩行では、骨盤は水平面で回旋し、前額面で遊脚側が少し下がり、立脚側へ側方移動する。この3つの向きを入れ替えた肢を見分けさせる問題。
【各選択肢の解説】
1. 肩関節は同側の踵接地時に最大屈曲位となる。
❌ 誤り。上肢は同側の下肢と逆向きに振れる。正しくは同側の踵接地時(同側下肢が最も前)には、肩関節は最大伸展位(上肢が最も後ろ)となる。
❌ 誤り。上肢は同側の下肢と逆向きに振れる。正しくは同側の踵接地時(同側下肢が最も前)には、肩関節は最大伸展位(上肢が最も後ろ)となる。
2. 膝関節は踵接地直後に伸展する。
❌ 誤り。踵接地時にほぼ伸展していた膝は、その直後に伸展しない。正しくは荷重応答期に膝は軽度屈曲し、体重がかかる衝撃を吸収する。
❌ 誤り。踵接地時にほぼ伸展していた膝は、その直後に伸展しない。正しくは荷重応答期に膝は軽度屈曲し、体重がかかる衝撃を吸収する。
3. 骨盤は水平面において回旋運動をする。
✅ 正しい。遊脚側の骨盤が下肢とともに前方へ回旋し、立脚側は相対的に後方へ回る。これにより歩幅を得ながら重心の上下動を小さくできる。
✅ 正しい。遊脚側の骨盤が下肢とともに前方へ回旋し、立脚側は相対的に後方へ回る。これにより歩幅を得ながら重心の上下動を小さくできる。
4. 骨盤は前額面において水平に保たれる。
❌ 誤り。正常歩行でも骨盤は前額面で傾く。正しくは立脚中期ごろ、遊脚側の骨盤がわずかに下がる(骨盤の側方傾斜)。下がりすぎるのがTrendelenburg歩行である。
❌ 誤り。正常歩行でも骨盤は前額面で傾く。正しくは立脚中期ごろ、遊脚側の骨盤がわずかに下がる(骨盤の側方傾斜)。下がりすぎるのがTrendelenburg歩行である。
5. 骨盤は遊脚側へ側方移動する。
❌ 誤り。片脚で体を支えるには、重心を支持する脚の上に寄せる必要がある。正しくは骨盤と重心は立脚側へ側方移動する。
❌ 誤り。片脚で体を支えるには、重心を支持する脚の上に寄せる必要がある。正しくは骨盤と重心は立脚側へ側方移動する。
【試験対策ポイント】
| 面 | 骨盤の動き |
|---|---|
| 水平面 | 回旋(遊脚側が前へ) |
| 前額面 | 遊脚側がわずかに下がる |
| 側方移動 | 立脚側へ |
上肢の振りは同側下肢と逆位相。荷重応答期の膝は軽度屈曲。
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