PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第53回 理学療法士国家試験 午前 第81問

臨床心理学第53回午前

第53回 理学療法士国家試験 午前 第81問(臨床心理学)の正答は 5 です。作動記憶は、課題を進めるあいだ情報を一時的に保持しながら同時に処理・操作するしくみである。

問題
作動記憶〈ワーキングメモリー〉の説明として適切なのはどれか。
  1. 1. 数日間保持される。
  2. 2. 非宣言的記憶の1つである。
  3. 3. 技能の記憶として機能する。
  4. 4. 生活史の記憶として機能する。
  5. 5. 情報の処理と保持を同時に行う。 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 57.7%参考値

26人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 情報の処理と保持を同時に行う。

作動記憶は、課題を進めるあいだ情報を一時的に保持しながら同時に処理・操作するしくみである。暗算や文の理解のように「覚えておく」と「考える」を同時に行う場面で働く。


【各選択肢の解説】

1. 数日間保持される。
❌ 誤り。作動記憶は課題の遂行中だけ情報を保つ短時間の記憶である。正しくは、保持は数秒〜数十秒程度の短時間で、数日間保たれる記憶は長期記憶である。
2. 非宣言的記憶の1つである。
❌ 誤り。宣言的記憶・非宣言的記憶は長期記憶の下位分類である。正しくは、作動記憶は長期記憶ではなく、意識的に情報を保持・操作する一時的な記憶のしくみである。
3. 技能の記憶として機能する。
❌ 誤り。正しくは、自転車の乗り方などの技能の記憶は手続き記憶(非宣言的記憶)である。
4. 生活史の記憶として機能する。
❌ 誤り。正しくは、本人の生活史の記憶は自伝的記憶で、エピソード記憶(宣言的記憶)に含まれる長期記憶である。
5. 情報の処理と保持を同時に行う。
✅ 正しい。作動記憶は単に保持するだけの短期記憶と違い、保持している情報を使って計算・理解などの処理を同時に行う。この「保持+処理」が作動記憶の定義の中心である。

【試験対策ポイント】

記憶保持時間中身の例
作動記憶短い(課題遂行中)暗算の途中経過・会話の理解
エピソード記憶(宣言的)長期生活史・出来事
意味記憶(宣言的)長期知識・言葉の意味
手続き記憶(非宣言的)長期技能・動作の手順

「処理と保持を同時に」が作動記憶のキーワード。宣言的/非宣言的は長期記憶の分け方である。

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