PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第53回 理学療法士国家試験 午前 第81問

理学療法評価学第53回午前

第53回 理学療法士国家試験 午前 第81問(理学療法評価学)の正答は 5 です。作動記憶(ワーキングメモリー)は、情報を一時的に保持しながら同時に処理・操作するシステムです。

問題
作動記憶〈ワーキングメモリー〉の説明として適切なのはどれか。
  1. 1. 数日間保持される。
  2. 2. 非宣言的記憶の1つである。
  3. 3. 技能の記憶として機能する。
  4. 4. 生活史の記憶として機能する。
  5. 5. 情報の処理と保持を同時に行う。

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 情報の処理と保持を同時に行う。

作動記憶(ワーキングメモリー)は、情報を一時的に保持しながら同時に処理・操作するシステムです。暗算や会話の理解など、目の前の課題遂行に必要な情報を短時間アクティブに保つ機能を担います。


【各選択肢の解説】

1. 数日間保持される。
❌ 誤り。作動記憶の保持時間は数秒〜数十秒程度と短く、数日間の保持は長期記憶の役割です。
2. 非宣言的記憶の1つである。
❌ 誤り。作動記憶は意識的に操作する記憶であり、手続き記憶などの非宣言的記憶とは異なる枠組みです。
3. 技能の記憶として機能する。
❌ 誤り。技能(運動・操作の手順)の記憶は手続き記憶(非宣言的記憶)の役割です。
4. 生活史の記憶として機能する。
❌ 誤り。個人の生活史(出来事)の記憶はエピソード記憶(宣言的記憶・長期記憶)です。
5. 情報の処理と保持を同時に行う。
✅ 正しい。作動記憶は情報を一時保持しつつ並行して処理・操作する点が本質的特徴です。

【試験対策ポイント】

記憶の分類を整理しましょう。保持時間では感覚記憶<短期記憶/作動記憶<長期記憶。作動記憶は短期記憶を発展させた概念で、「保持+処理を同時に行う」点が短期記憶との違いです。長期記憶は宣言的記憶(エピソード・意味)と非宣言的記憶(手続き・プライミング)に分かれます。「数秒の保持」「処理を伴う」がワーキングメモリーのキーワードです。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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