第53回 理学療法士国家試験 午前 第82問
生理学第53回午前
第53回 理学療法士国家試験 午前 第82問(生理学)の正答は 3 です。小脳は、運動の指令と実際の運動結果を照らし合わせて誤差を修正し、その経験を蓄えて次の運動を調整する(運動学習)。
問題
運動制御における小脳の役割で正しいのはどれか。
- 1. 一連の動作の企画
- 2. 運動プランの切り替え
- 3. 記憶に基づく運動の修飾 ✓
- 4. 視覚情報を運動指令に変換
- 5. 自発的な行為のプログラミング
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 60.7%参考値
28人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 記憶に基づく運動の修飾
小脳は、運動の指令と実際の運動結果を照らし合わせて誤差を修正し、その経験を蓄えて次の運動を調整する(運動学習)。過去の運動経験をもとに運動を修飾・調整するのが小脳の役割である。
【各選択肢の解説】
1. 一連の動作の企画
❌ 誤り。小脳は運動を始めから企画する部位ではない。正しくは、一連の動作の企画・計画には前頭前野や補足運動野・運動前野などの大脳皮質が関わる。
❌ 誤り。小脳は運動を始めから企画する部位ではない。正しくは、一連の動作の企画・計画には前頭前野や補足運動野・運動前野などの大脳皮質が関わる。
2. 運動プランの切り替え
❌ 誤り。正しくは、運動プランの選択・切り替えには大脳基底核と前頭葉の回路が関わる。
❌ 誤り。正しくは、運動プランの選択・切り替えには大脳基底核と前頭葉の回路が関わる。
3. 記憶に基づく運動の修飾
✅ 正しい。小脳は運動の誤差を検出して修正し、繰り返しで得た運動の記憶をもとに力の大きさ・タイミングを調整する。このため小脳障害では協調運動が乱れ、運動学習も障害される。
✅ 正しい。小脳は運動の誤差を検出して修正し、繰り返しで得た運動の記憶をもとに力の大きさ・タイミングを調整する。このため小脳障害では協調運動が乱れ、運動学習も障害される。
4. 視覚情報を運動指令に変換
❌ 誤り。正しくは、視覚情報(物の位置など)を到達運動の指令に変換する処理は、頭頂葉と運動前野の連携が担う。
❌ 誤り。正しくは、視覚情報(物の位置など)を到達運動の指令に変換する処理は、頭頂葉と運動前野の連携が担う。
5. 自発的な行為のプログラミング
❌ 誤り。正しくは、外からの手がかりなしに自分から始める運動の準備・プログラミングは、主に補足運動野が担う。
❌ 誤り。正しくは、外からの手がかりなしに自分から始める運動の準備・プログラミングは、主に補足運動野が担う。
【試験対策ポイント】
| 部位 | 主な役割 |
|---|---|
| 前頭前野 | 行動の計画 |
| 補足運動野 | 自発的運動・運動の順序のプログラミング |
| 運動前野 | 外部(視覚)手がかりに基づく運動の準備 |
| 大脳基底核 | 運動の選択・開始・切り替え |
| 小脳 | 誤差の修正・協調・運動学習 |
小脳は「計画を立てる」でなく「ずれを直して覚える」と押さえる。
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