第53回 理学療法士国家試験 午前 第83問
解剖学第53回午前
第53回 理学療法士国家試験 午前 第83問(解剖学)の正答は 3 です。脊髄ショック期は、脊髄損傷の直後に損傷レベル以下の反射が一時的にすべて消失し、弛緩性麻痺となる時期である。
問題
脊髄ショック期の徴候として正しいのはどれか。
- 1. 温痛覚解離
- 2. 痙性四肢麻痺
- 3. 肛門括約筋反射消失 ✓
- 4. 深部腱反射亢進
- 5. 排尿反射亢進
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 59.2%標準
71人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 肛門括約筋反射消失
脊髄ショック期は、脊髄損傷の直後に損傷レベル以下の反射が一時的にすべて消失し、弛緩性麻痺となる時期である。肛門括約筋反射(肛門反射)や球海綿体反射も消える。
【各選択肢の解説】
1. 温痛覚解離
❌ 誤り。脊髄ショック期の特徴は反射の消失であり、感覚の種類による解離ではない。正しくは、温痛覚が障害され触覚・深部覚が保たれる解離性感覚障害は、脊髄空洞症や前脊髄動脈症候群などでみられる。
❌ 誤り。脊髄ショック期の特徴は反射の消失であり、感覚の種類による解離ではない。正しくは、温痛覚が障害され触覚・深部覚が保たれる解離性感覚障害は、脊髄空洞症や前脊髄動脈症候群などでみられる。
2. 痙性四肢麻痺
❌ 誤り。正しくは、ショック期は弛緩性麻痺で、痙性麻痺はショック期を過ぎてから現れる。
❌ 誤り。正しくは、ショック期は弛緩性麻痺で、痙性麻痺はショック期を過ぎてから現れる。
3. 肛門括約筋反射消失
✅ 正しい。損傷レベル以下の脊髄反射がすべて抑えられるため、仙髄の反射である肛門反射・球海綿体反射も消失する。これらの反射が再び出ることが、ショック期を脱した目安になる。
✅ 正しい。損傷レベル以下の脊髄反射がすべて抑えられるため、仙髄の反射である肛門反射・球海綿体反射も消失する。これらの反射が再び出ることが、ショック期を脱した目安になる。
4. 深部腱反射亢進
❌ 誤り。正しくは、ショック期は深部腱反射が消失し、亢進するのはショック期を過ぎてからである。
❌ 誤り。正しくは、ショック期は深部腱反射が消失し、亢進するのはショック期を過ぎてからである。
5. 排尿反射亢進
❌ 誤り。正しくは、ショック期は排尿反射も消失して尿閉となる。排尿反射が戻り反射性膀胱となるのはショック期を過ぎてからである。
❌ 誤り。正しくは、ショック期は排尿反射も消失して尿閉となる。排尿反射が戻り反射性膀胱となるのはショック期を過ぎてからである。
【試験対策ポイント】
| 時期 | 麻痺 | 深部腱反射 | 膀胱 |
|---|---|---|---|
| 脊髄ショック期 | 弛緩性 | 消失 | 尿閉(排尿反射消失) |
| ショック期を過ぎた後(上位運動ニューロン障害) | 痙性 | 亢進 | 反射性膀胱 |
「ショック期=消失・弛緩」「その後=亢進・痙性」と対で覚える。球海綿体反射の再出現がショック期を脱した目安である。
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