PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第53回 理学療法士国家試験 午前 第89問

内科学・臨床医学第53回午前

第53回 理学療法士国家試験 午前 第89問(内科学・臨床医学)の正答は 1 です。Lewy小体型認知症(DLB)は、認知機能の変動・繰り返す具体的な幻視・パーキンソン症状を三徴とする変性性認知症です。

問題
Lewy小体型認知症に伴うことが多いのはどれか。
  1. 1. 幻視
  2. 2. 失語症
  3. 3. 高血圧
  4. 4. 聴覚障害
  5. 5. 入眠障害

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 幻視

Lewy小体型認知症(DLB)は、認知機能の変動・繰り返す具体的な幻視・パーキンソン症状を三徴とする変性性認知症です。なかでもありありとした幻視は特徴的な中核症状で、診断の手がかりになります。


【各選択肢の解説】

1. 幻視
✅ 正しい。Lewy小体型認知症ではありありとした具体的な幻視が繰り返しみられ、中核的特徴の一つです。
2. 失語症
❌ 誤り。失語は脳血管性認知症やアルツハイマー型の進行期などでみられ、DLBの特徴的症状ではありません。
3. 高血圧
❌ 誤り。高血圧は脳血管性認知症の危険因子で、DLBに特徴的なものではありません。DLBでは自律神経症状として起立性低血圧がみられます。
4. 聴覚障害
❌ 誤り。聴覚障害はDLBの特徴的症状ではありません。幻覚は聴覚ではなく視覚(幻視)が主です。
5. 入眠障害
❌ 誤り。DLBで特徴的な睡眠障害はレム睡眠行動障害で、単なる入眠障害ではありません。

【試験対策ポイント】

Lewy小体型認知症の中核的特徴は①認知機能の変動 ②繰り返す具体的な幻視 ③パーキンソニズム ④レム睡眠行動障害。加えて自律神経症状(起立性低血圧)や抗精神病薬への過敏性も重要です。認知症の鑑別として、アルツハイマー型=記憶障害(エピソード記憶)先行、脳血管性=階段状進行・まだら認知症、DLB=幻視・変動・パーキンソニズム、と対比して覚えましょう。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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