PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第53回 理学療法士国家試験 午前 第94問

病理学概論第53回午前

第53回 理学療法士国家試験 午前 第94問(病理学概論)の正答は 2 です。乳癌は乳腺組織から発生し、乳腺が多く分布する乳房の外側上部(外上部・C領域)に最も好発します。

問題
乳癌について正しいのはどれか。
  1. 1. 月経前に疼痛が増悪する。
  2. 2. 好発部位は乳房の外側上部である。
  3. 3. 好発年齢は20歳代である。
  4. 4. 5年生存率は40%前後である。
  5. 5. 我が国における発症率は欧米の3倍である。

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 好発部位は乳房の外側上部である。

乳癌は乳腺組織から発生し、乳腺が多く分布する乳房の外側上部(外上部・C領域)に最も好発します。全体の約半数がこの領域に発生するとされます。


【各選択肢の解説】

1. 月経前に疼痛が増悪する。
❌ 誤り。月経周期に伴う乳房痛は乳腺症などの良性疾患でみられます。乳癌は無痛性のしこりとして見つかることが多いです。
2. 好発部位は乳房の外側上部である。
✅ 正しい。乳腺の多い外側上部に最も好発し、約半数を占めます。
3. 好発年齢は20歳代である。
❌ 誤り。乳癌の好発年齢は40〜60歳代(閉経前後)で、20歳代の発症はまれです。
4. 5年生存率は40%前後である。
❌ 誤り。乳癌は早期発見で予後が良好な癌で、全体の5年生存率は90%前後と高いです。
5. 我が国における発症率は欧米の3倍である。
❌ 誤り。欧米の方が乳癌の発症率は高く、日本の発症率は欧米より低い(ただし近年増加傾向)です。

【試験対策ポイント】

乳癌のポイントは①好発部位=外側上部 ②好発年齢=40〜60歳代 ③無痛性のしこり ④5年生存率は比較的良好(約90%)。リスク因子は初経早い・閉経遅い・未出産・肥満・家族歴など。理学療法では乳癌術後(特に腋窩リンパ節郭清後)のリンパ浮腫の予防・管理、肩関節可動域訓練が重要テーマです。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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