第53回 理学療法士国家試験 午前 第97問
臨床心理学第53回午前
第53回 理学療法士国家試験 午前 第97問(臨床心理学)の正答は 5 です。器質性精神障害は、脳の病変(外傷・腫瘍・感染・変性・血管障害など)を基盤に起こる精神障害である。
問題
器質性精神障害について正しいのはどれか。
- 1. 妄想はみられない。
- 2. 安定した人格を認める。
- 3. 記憶障害はみられない。
- 4. 抗精神病薬は投与しない。
- 5. 心理的要因の影響を受ける。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 73.3%やさしい
30人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 心理的要因の影響を受ける。
器質性精神障害は、脳の病変(外傷・腫瘍・感染・変性・血管障害など)を基盤に起こる精神障害である。ただし現れる症状は脳の病変だけで決まらず、病前の性格や置かれた状況など心理的要因の影響も受ける。
【各選択肢の解説】
1. 妄想はみられない。
❌ 誤り。正しくは、器質性精神障害でも妄想・幻覚がみられることがある(例:認知症の物盗られ妄想、せん妄に伴う幻視)。
❌ 誤り。正しくは、器質性精神障害でも妄想・幻覚がみられることがある(例:認知症の物盗られ妄想、せん妄に伴う幻視)。
2. 安定した人格を認める。
❌ 誤り。正しくは、脳の病変により易怒性・脱抑制・意欲低下などの人格変化が起こることがある(例:前頭葉損傷)。
❌ 誤り。正しくは、脳の病変により易怒性・脱抑制・意欲低下などの人格変化が起こることがある(例:前頭葉損傷)。
3. 記憶障害はみられない。
❌ 誤り。正しくは、認知症や健忘症候群のように記憶障害が中心となるものが多い。
❌ 誤り。正しくは、認知症や健忘症候群のように記憶障害が中心となるものが多い。
4. 抗精神病薬は投与しない。
❌ 誤り。正しくは、幻覚・妄想・興奮などに対して抗精神病薬を用いることがある。高齢者や Lewy小体型認知症では副作用が出やすいため、少量で慎重に使う。
❌ 誤り。正しくは、幻覚・妄想・興奮などに対して抗精神病薬を用いることがある。高齢者や Lewy小体型認知症では副作用が出やすいため、少量で慎重に使う。
5. 心理的要因の影響を受ける。
✅ 正しい。同じ脳の病変でも、本人の性格・不安・環境の変化(入院・転居など)によって症状の出方や強さが変わる。このため環境調整や心理的支援も治療の一部になる。
✅ 正しい。同じ脳の病変でも、本人の性格・不安・環境の変化(入院・転居など)によって症状の出方や強さが変わる。このため環境調整や心理的支援も治療の一部になる。
【試験対策ポイント】
| 分類 | 原因の中心 | 例 |
|---|---|---|
| 器質性(外因性) | 脳の病変・身体疾患 | 認知症・せん妄・健忘症候群 |
| 内因性 | 素因(原因が特定されていない) | 統合失調症・双極性障害 |
| 心因性 | 心理的ストレス | 適応障害・解離性障害 |
「〜はみられない」「〜しない」と言い切る選択肢は、例外の症状を1つ思い出せば否定できる。
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