PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第53回 理学療法士国家試験 午前 第98問

臨床心理学第53回午前

第53回 理学療法士国家試験 午前 第98問(臨床心理学)の正答は 3 です。ベンゾジアゼピン系薬は精神依存とともに身体依存を形成する。

問題
ベンゾジアゼピン系睡眠薬の依存について正しいのはどれか。
  1. 1. 中高年者にはみられない。
  2. 2. 身体依存は形成されない。
  3. 3. 離脱症状としてせん妄がある。 ✓
  4. 4. 常用量であれば依存は形成されない。
  5. 5. 作用時間の長い薬剤の方が依存を形成しやすい。

正答:3番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 89.5%参考値

19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 離脱症状としてせん妄がある。

ベンゾジアゼピン系薬は精神依存とともに身体依存を形成する。長く飲み続けた後に急にやめると離脱症状が出て、不安・不眠・振戦・けいれん発作に加え、せん妄を起こすことがある。


【各選択肢の解説】

1. 中高年者にはみられない。
❌ 誤り。正しくは、中高年者・高齢者でも依存は起こり、睡眠薬を長期に使う人が多い高齢者ではむしろ問題となりやすい。高齢者では転倒・ふらつき・認知機能低下にも注意が要る。
2. 身体依存は形成されない。
❌ 誤り。正しくは、身体依存が形成され、そのため中止時に離脱症状が出る。
3. 離脱症状としてせん妄がある。
✅ 正しい。長期の服用で脳がベンゾジアゼピンの抑制作用に慣れた状態になり、急に中止すると神経の興奮が強まる。その結果、けいれん発作やせん妄などの離脱症状が出るため、中止は少しずつ減らして行う。
4. 常用量であれば依存は形成されない。
❌ 誤り。正しくは、常用量でも長く使い続けると依存が形成される(常用量依存)。
5. 作用時間の長い薬剤の方が依存を形成しやすい。
❌ 誤り。正しくは、作用時間の短い薬剤の方が血中濃度の上下が急で、効き目の切れ目を自覚しやすいため、依存・離脱症状が起こりやすい。

【試験対策ポイント】

  • 依存の種類:精神依存+身体依存
  • 常用量依存がある(量が少なくても長期で起こる)
  • 離脱症状:不安・不眠・振戦・けいれん発作・せん妄
  • 短時間作用型ほど依存・離脱が起こりやすい
  • 中止は漸減が原則
  • 高齢者:転倒・認知機能低下・依存に注意
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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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