第53回 理学療法士国家試験 午後 第12問
理学療法評価学第53回午後
第53回 理学療法士国家試験 午後 第12問(理学療法評価学)の正答は 2 です。MRI(T2強調の矢状断、図の左が前・右が後)では、下位腰椎の椎間板が後方の脊柱管へ突出している。
問題
50歳の男性。1か月前から腰痛と右殿部痛が生じ、徐々に右下肢の疼痛が増悪してきた。腰部MRI(別冊No. 2)を別に示す。この病態で陽性になるのはどれか。
- 1. Apley test
- 2. Lasègue test ✓
- 3. Lachman test
- 4. Thompson test
- 5. McMurray test
正答:2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 75%参考値
28人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — Lasègue test
MRI(T2強調の矢状断、図の左が前・右が後)では、下位腰椎の椎間板が後方の脊柱管へ突出している。腰痛から始まり片側の殿部・下肢へ痛みが広がる経過と合わせ、腰椎椎間板ヘルニアによる神経根の圧迫と考えられる。坐骨神経を伸張して下肢痛を誘発するLasègue testが陽性になる。
【各選択肢の解説】
1. Apley test
❌ 誤り。腰椎の病変では陽性にならない。正しくは、腹臥位・膝90°屈曲で下腿を圧迫しながら回旋させ、膝の半月板損傷を調べる検査である。
❌ 誤り。腰椎の病変では陽性にならない。正しくは、腹臥位・膝90°屈曲で下腿を圧迫しながら回旋させ、膝の半月板損傷を調べる検査である。
2. Lasègue test
✅ 正しい。背臥位で膝を伸ばしたまま下肢を挙上すると坐骨神経(L4〜S3)が伸張され、圧迫された神経根に沿って下肢痛が誘発される。下位腰椎の椎間板ヘルニアの代表的な陽性所見である。
✅ 正しい。背臥位で膝を伸ばしたまま下肢を挙上すると坐骨神経(L4〜S3)が伸張され、圧迫された神経根に沿って下肢痛が誘発される。下位腰椎の椎間板ヘルニアの代表的な陽性所見である。
3. Lachman test
❌ 誤り。腰椎の病変では陽性にならない。正しくは、膝軽度屈曲位で脛骨を前方へ引き出し、前十字靱帯損傷を調べる検査である。
❌ 誤り。腰椎の病変では陽性にならない。正しくは、膝軽度屈曲位で脛骨を前方へ引き出し、前十字靱帯損傷を調べる検査である。
4. Thompson test
❌ 誤り。腰椎の病変では陽性にならない。正しくは、腹臥位で下腿三頭筋をつかみ、足関節が底屈しなければアキレス腱断裂を疑う検査である。
❌ 誤り。腰椎の病変では陽性にならない。正しくは、腹臥位で下腿三頭筋をつかみ、足関節が底屈しなければアキレス腱断裂を疑う検査である。
5. McMurray test
❌ 誤り。腰椎の病変では陽性にならない。正しくは、膝を屈曲位から回旋させながら伸展し、クリックや痛みで半月板損傷を調べる検査である。
❌ 誤り。腰椎の病変では陽性にならない。正しくは、膝を屈曲位から回旋させながら伸展し、クリックや痛みで半月板損傷を調べる検査である。
【試験対策ポイント】
| 検査 | 調べる病態 |
|---|---|
| Lasègue(SLR) | 下位腰椎椎間板ヘルニア(坐骨神経) |
| FNST(大腿神経伸張) | 上位腰椎椎間板ヘルニア(大腿神経) |
| Lachman | 前十字靱帯損傷 |
| McMurray・Apley | 半月板損傷 |
| Thompson | アキレス腱断裂 |
選択肢に腰の検査が1つだけ混ざる形は、部位で消去できる。
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