第53回 理学療法士国家試験 午後 第16問
理学療法評価学第53回午後
第53回 理学療法士国家試験 午後 第16問(理学療法評価学)の正答は 3 です。この児は割り座を好み、バニーホッピング(両下肢を同時に引き寄せる移動)と交互性の四つ這いを併用し、PCWで歩行練習中である。
問題
4歳の男児。痙直型両麻痺。しばしば割り座で座る。バニーホッピングと交互性パターンの四つ這いを併用して移動する。PCW〈postural control walker〉を用いた歩行練習を実施している。この児に対する遊びの指導内容で最も適切なのはどれか。
- 1. 図1
- 2. 図2
- 3. 図3 ✓
- 4. 図4
- 5. 図5
正答:3番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 75.9%参考値
29人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 図3
この児は割り座を好み、バニーホッピング(両下肢を同時に引き寄せる移動)と交互性の四つ這いを併用し、PCWで歩行練習中である。次に必要なのは股関節伸展位での体幹の安定と、左右への重心移動。図3は膝立ち位で台の上に積み木を積む遊びで、股関節を伸展させた姿勢を保ちながら上肢を使う、立位・歩行へつながる課題である。
【各選択肢の解説】
1. 図1
❌ 誤り。図1は傾斜したクッションに上体を預けた姿勢で遊んでおり、姿勢を支えられた低い段階の活動である。正しくは、四つ這い移動や歩行練習ができる児には、膝立ちなど自分で姿勢を保つ課題を選ぶ。
❌ 誤り。図1は傾斜したクッションに上体を預けた姿勢で遊んでおり、姿勢を支えられた低い段階の活動である。正しくは、四つ這い移動や歩行練習ができる児には、膝立ちなど自分で姿勢を保つ課題を選ぶ。
2. 図2
❌ 誤り。図2は股・膝を深く曲げてしゃがんだ姿勢でボールを抱えており、両下肢を同時に強く屈曲させるパターンで、バニーホッピングと同じ方向の動きである。正しくは、股関節の伸展と下肢の分離した動きを促す姿勢を選ぶ。
❌ 誤り。図2は股・膝を深く曲げてしゃがんだ姿勢でボールを抱えており、両下肢を同時に強く屈曲させるパターンで、バニーホッピングと同じ方向の動きである。正しくは、股関節の伸展と下肢の分離した動きを促す姿勢を選ぶ。
3. 図3
✅ 正しい。膝立ち位は股関節を伸展位に保つ必要があり、割り座で強まる股関節屈曲・内旋・内転の姿勢とは逆の方向の練習になる。積み木を左右・上方へ扱うことで体幹の安定と重心移動も促され、立位・歩行の準備になる。
✅ 正しい。膝立ち位は股関節を伸展位に保つ必要があり、割り座で強まる股関節屈曲・内旋・内転の姿勢とは逆の方向の練習になる。積み木を左右・上方へ扱うことで体幹の安定と重心移動も促され、立位・歩行の準備になる。
4. 図4
❌ 誤り。図4は椅子座位で上方からボールを差し出され、体幹が後方へ倒れ上肢が持ち上がった姿勢になっている。正しくは、座位の安定を確保したうえで、前方・正中で扱える位置に物を提示する。
❌ 誤り。図4は椅子座位で上方からボールを差し出され、体幹が後方へ倒れ上肢が持ち上がった姿勢になっている。正しくは、座位の安定を確保したうえで、前方・正中で扱える位置に物を提示する。
5. 図5
❌ 誤り。図5は体幹・下肢をベルトで固定した立位保持具での立位で、児が自分で姿勢を制御する要素が少ない。正しくは、遊びの指導では児が能動的に姿勢を保ち、重心を動かす課題を選ぶ。
❌ 誤り。図5は体幹・下肢をベルトで固定した立位保持具での立位で、児が自分で姿勢を制御する要素が少ない。正しくは、遊びの指導では児が能動的に姿勢を保ち、重心を動かす課題を選ぶ。
【試験対策ポイント】
| 痙直型両麻痺で避けたいもの | 促したいもの |
|---|---|
| 割り座(股関節屈曲・内旋・内転) | あぐら座・長座位・膝立ち |
| バニーホッピング(両下肢同時の動き) | 交互性の四つ這い・下肢の分離運動 |
| 支持に頼りきった姿勢 | 股関節伸展位での体幹の安定・重心移動 |
遊びの選択は「今できる移動の一段上」を目安にする。
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