第53回 理学療法士国家試験 午後 第24問
生理学第53回午後
第53回 理学療法士国家試験 午後 第24問(生理学)の正答は 3 です。加齢では臓器の重量や機能の多くが低下する。
問題
加齢に伴う生理的変化について正しいのはどれか。
- 1. 肝重量の増加
- 2. 自己抗体形成の低下
- 3. 抗原抗体反応の低下 ✓
- 4. 血漿アルブミン量の増加
- 5. クレアチニンクリアランスの増加
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 48%参考値
25人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 抗原抗体反応の低下
加齢では臓器の重量や機能の多くが低下する。免疫ではT細胞の機能が衰えて抗原に対する抗体の産生(獲得免疫)が弱まる一方、自己に対する抗体はむしろ出やすくなる。増える・減るの向きを取り違えさせる問題である。
【各選択肢の解説】
1. 肝重量の増加
❌ 誤り。正しくは、加齢により肝重量は減少し、肝血流量も低下する。
❌ 誤り。正しくは、加齢により肝重量は減少し、肝血流量も低下する。
2. 自己抗体形成の低下
❌ 誤り。加齢では免疫の調節が乱れ、自己を攻撃する抗体ができやすくなる。正しくは、自己抗体の陽性率は加齢とともに増加する。
❌ 誤り。加齢では免疫の調節が乱れ、自己を攻撃する抗体ができやすくなる。正しくは、自己抗体の陽性率は加齢とともに増加する。
3. 抗原抗体反応の低下
✅ 正しい。加齢で胸腺が萎縮し、T細胞の働きが衰えるため、外から入った抗原に対する抗体の産生が弱まる。高齢者で感染症が重症化しやすく、ワクチンの効果が出にくい理由である。
✅ 正しい。加齢で胸腺が萎縮し、T細胞の働きが衰えるため、外から入った抗原に対する抗体の産生が弱まる。高齢者で感染症が重症化しやすく、ワクチンの効果が出にくい理由である。
4. 血漿アルブミン量の増加
❌ 誤り。アルブミンは肝臓で作られる。正しくは、加齢による肝の合成能の低下や栄養状態の影響で、血漿アルブミン量は低下傾向となる。
❌ 誤り。アルブミンは肝臓で作られる。正しくは、加齢による肝の合成能の低下や栄養状態の影響で、血漿アルブミン量は低下傾向となる。
5. クレアチニンクリアランスの増加
❌ 誤り。クレアチニンクリアランスは糸球体濾過量の目安である。正しくは、加齢による腎血流量・糸球体濾過量の低下に伴って減少する。
❌ 誤り。クレアチニンクリアランスは糸球体濾過量の目安である。正しくは、加齢による腎血流量・糸球体濾過量の低下に伴って減少する。
【試験対策ポイント】
| 加齢で減る | 加齢で増える |
|---|---|
| 肝・腎の重量、腎血流量、糸球体濾過量(クレアチニンクリアランス) | 自己抗体 |
| 血漿アルブミン | 残気量 |
| 獲得免疫(抗原抗体反応) | 収縮期血圧 |
| 肺活量・最大心拍数・筋量・骨量 | 体脂肪率 |
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