第53回 理学療法士国家試験 午後 第29問
神経疾患理学療法第53回午後
第53回 理学療法士国家試験 午後 第29問(神経疾患理学療法)の正答は 1・2 です。椎骨脳底動脈系は脳幹・小脳・後頭葉を、内頸動脈系は大脳半球の大部分と眼を灌流する。
問題
内頸動脈系と比べて椎骨脳底動脈系の血流障害でみられやすいのはどれか。2つ選べ。
- 1. 複視 ✓
- 2. 運動失調 ✓
- 3. Broca失語
- 4. 一過性黒内障
- 5. 半側空間無視
正答:1・2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 27.8%参考値
18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1・2番 — 複視・運動失調
椎骨脳底動脈系は脳幹・小脳・後頭葉を、内頸動脈系は大脳半球の大部分と眼を灌流する。眼球運動の脳神経核がある脳幹の障害で複視、小脳の障害で運動失調が出るので、どちらも椎骨脳底動脈系の症候である。
【各選択肢の解説】
1. 複視
✅ 正しい。動眼・滑車・外転神経の核や内側縦束は脳幹にあり、椎骨脳底動脈系の灌流域である。ここが虚血になると眼球運動がそろわず複視が生じる。
✅ 正しい。動眼・滑車・外転神経の核や内側縦束は脳幹にあり、椎骨脳底動脈系の灌流域である。ここが虚血になると眼球運動がそろわず複視が生じる。
2. 運動失調
✅ 正しい。小脳は上小脳動脈・前下小脳動脈・後下小脳動脈で灌流され、いずれも椎骨脳底動脈系の枝である。小脳や脳幹の小脳路の障害で運動失調が生じる。
✅ 正しい。小脳は上小脳動脈・前下小脳動脈・後下小脳動脈で灌流され、いずれも椎骨脳底動脈系の枝である。小脳や脳幹の小脳路の障害で運動失調が生じる。
3. Broca失語
❌ 誤り。Broca野は優位半球の下前頭回にある。正しくは中大脳動脈(内頸動脈系)の灌流域で、その障害で生じる。
❌ 誤り。Broca野は優位半球の下前頭回にある。正しくは中大脳動脈(内頸動脈系)の灌流域で、その障害で生じる。
4. 一過性黒内障
❌ 誤り。一過性黒内障は片眼の視力が一時的に失われる症状で、網膜への血流低下による。正しくは、眼動脈(内頸動脈の枝)の虚血で生じる内頸動脈系の症候である。
❌ 誤り。一過性黒内障は片眼の視力が一時的に失われる症状で、網膜への血流低下による。正しくは、眼動脈(内頸動脈の枝)の虚血で生じる内頸動脈系の症候である。
5. 半側空間無視
❌ 誤り。半側空間無視は主に右半球の頭頂葉の障害で生じる。正しくは中大脳動脈(内頸動脈系)の灌流域の症候である。
❌ 誤り。半側空間無視は主に右半球の頭頂葉の障害で生じる。正しくは中大脳動脈(内頸動脈系)の灌流域の症候である。
【試験対策ポイント】
| 系統 | 灌流域 | 症候 |
|---|---|---|
| 内頸動脈系 | 大脳半球の大部分・眼 | 失語・半側空間無視・一過性黒内障・片麻痺 |
| 椎骨脳底動脈系 | 脳幹・小脳・後頭葉 | 複視・めまい・運動失調・構音障害・嚥下障害・同名半盲 |
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