第53回 理学療法士国家試験 午後 第30問
整形外科学第53回午後
第53回 理学療法士国家試験 午後 第30問(整形外科学)の正答は 2 です。肘屈曲型アームスリングは、肘を曲げた前腕を体幹の前で支えて上腕骨頭を引き上げ、亜脱臼を整復位に保つ。
問題
脳卒中片麻痺の亜脱臼に対する肘屈曲型アームスリングのチェックアウトで正しいのはどれか。
- 1. 頸部で上肢を支持する。
- 2. 肩関節は内旋位とする。 ✓
- 3. 前腕は回外位とする。
- 4. 手関節は掌屈位とする。
- 5. 手部は肘関節より低くする。
正答:2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 46.4%参考値
28人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 肩関節は内旋位とする。
肘屈曲型アームスリングは、肘を曲げた前腕を体幹の前で支えて上腕骨頭を引き上げ、亜脱臼を整復位に保つ。前腕を体幹の前に置く以上、肩関節は内旋位になる。この肢位が保たれているかがチェック項目である。
【各選択肢の解説】
1. 頸部で上肢を支持する。
❌ 誤り。上肢の重さを頸部で受けると頸部痛や頸部の圧迫を招く。正しくは、ストラップを肩甲帯・体幹にかけ、上肢の重さが頸部に集中しないようにする。
❌ 誤り。上肢の重さを頸部で受けると頸部痛や頸部の圧迫を招く。正しくは、ストラップを肩甲帯・体幹にかけ、上肢の重さが頸部に集中しないようにする。
2. 肩関節は内旋位とする。
✅ 正しい。前腕を腹部の前で支える型なので、肩は内転・内旋位で上腕骨頭が関節窩へ引き上げられた状態になる。ただし長時間この肢位に固定すると内旋拘縮を招きやすいので、装着時間には注意する。
✅ 正しい。前腕を腹部の前で支える型なので、肩は内転・内旋位で上腕骨頭が関節窩へ引き上げられた状態になる。ただし長時間この肢位に固定すると内旋拘縮を招きやすいので、装着時間には注意する。
3. 前腕は回外位とする。
❌ 誤り。前腕回外位では手掌が上を向き、腹部の前で安定して支えにくい。正しくは、前腕は中間位で支える。
❌ 誤り。前腕回外位では手掌が上を向き、腹部の前で安定して支えにくい。正しくは、前腕は中間位で支える。
4. 手関節は掌屈位とする。
❌ 誤り。掌屈位で垂れた手は手背の浮腫や手関節の拘縮を招く。正しくは、手関節は中間位〜軽度背屈位で支える。
❌ 誤り。掌屈位で垂れた手は手背の浮腫や手関節の拘縮を招く。正しくは、手関節は中間位〜軽度背屈位で支える。
5. 手部は肘関節より低くする。
❌ 誤り。手部が肘より低いと血液やリンパが手にたまり、浮腫が起こりやすい。正しくは、手部を肘関節と同じかやや高い位置に保つ。
❌ 誤り。手部が肘より低いと血液やリンパが手にたまり、浮腫が起こりやすい。正しくは、手部を肘関節と同じかやや高い位置に保つ。
【試験対策ポイント】
| 部位 | チェックアウト |
|---|---|
| 支持 | 頸部に重さを集中させない |
| 肩 | 内転・内旋位、骨頭が整復位 |
| 前腕 | 中間位 |
| 手関節 | 中間位〜軽度背屈位 |
| 手部 | 肘より低くしない(浮腫予防) |
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