第53回 理学療法士国家試験 午後 第34問
生理学第53回午後
第53回 理学療法士国家試験 午後 第34問(生理学)の正答は 4 です。pHが低く(アシデミア)、HCO₃⁻が低いので代謝性アシドーシスである。
問題
動脈血ガス分析結果がpH 7.32、PaCO₂ 33 Torr、PaO₂ 83 Torr、HCO₃⁻ 17 mEq/L である場合に予想される呼吸様式はどれか。
- 1. 徐呼吸
- 2. 頻呼吸
- 3. 無呼吸
- 4. Kussmaul呼吸 ✓
- 5. Cheyne-Stokes呼吸
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 59.4%標準
32人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — Kussmaul呼吸
pHが低く(アシデミア)、HCO₃⁻が低いので代謝性アシドーシスである。PaCO₂の低下は、深い呼吸でCO₂を吐き出してpHを戻そうとする呼吸性代償である。この代償で現れる深く大きい呼吸がKussmaul呼吸である。
【各選択肢の解説】
1. 徐呼吸
❌ 誤り。呼吸数が減ると換気が減り、PaCO₂は上がる。正しくは、本例はPaCO₂が低下しており、換気は増えている。
❌ 誤り。呼吸数が減ると換気が減り、PaCO₂は上がる。正しくは、本例はPaCO₂が低下しており、換気は増えている。
2. 頻呼吸
❌ 誤り。頻呼吸は呼吸数が増えた状態を指し、深さは問わない。正しくは、代謝性アシドーシスの代償で典型的なのは一回換気量が大きく増える深い呼吸(Kussmaul呼吸)である。
❌ 誤り。頻呼吸は呼吸数が増えた状態を指し、深さは問わない。正しくは、代謝性アシドーシスの代償で典型的なのは一回換気量が大きく増える深い呼吸(Kussmaul呼吸)である。
3. 無呼吸
❌ 誤り。無呼吸ではCO₂が排出されず、PaCO₂は上がる。正しくは、本例はPaCO₂が低く換気が増えている状態である。
❌ 誤り。無呼吸ではCO₂が排出されず、PaCO₂は上がる。正しくは、本例はPaCO₂が低く換気が増えている状態である。
4. Kussmaul呼吸
✅ 正しい。代謝性アシドーシスでは、血中の酸を減らすためにCO₂を多く吐き出そうと、深く大きい規則的な呼吸になる。糖尿病性ケトアシドーシスや腎不全でみられる。
✅ 正しい。代謝性アシドーシスでは、血中の酸を減らすためにCO₂を多く吐き出そうと、深く大きい規則的な呼吸になる。糖尿病性ケトアシドーシスや腎不全でみられる。
5. Cheyne-Stokes呼吸
❌ 誤り。正しくは、呼吸が次第に深くなっては浅くなり無呼吸をはさむ周期性の呼吸で、心不全や脳の障害でみられ、代謝性アシドーシスの代償とは関係しない。
❌ 誤り。正しくは、呼吸が次第に深くなっては浅くなり無呼吸をはさむ周期性の呼吸で、心不全や脳の障害でみられ、代謝性アシドーシスの代償とは関係しない。
【試験対策ポイント】
読む順番:
① pH 7.32<7.35 → アシデミア
② HCO₃⁻ 17(基準22〜26)↓、PaCO₂ 33(基準35〜45)↓ → pHと同じ向きに動いているのはHCO₃⁻=代謝性アシドーシス
③ 代償の目安(Winterの式):予想PaCO₂=1.5×HCO₃⁻+8±2=1.5×17+8±2=33.5±2 → 実測33で、適切な呼吸性代償
| 酸塩基異常 | 呼吸 |
|---|---|
| 代謝性アシドーシス | Kussmaul呼吸(深く大きい) |
| 心不全・脳障害 | Cheyne-Stokes呼吸(周期性) |
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