PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第53回 理学療法士国家試験 午後 第48問

人間発達学第53回午後

第53回 理学療法士国家試験 午後 第48問(人間発達学)の正答は 1 です。Shaker法(頭部挙上訓練)は、背臥位で頭部を持ち上げて爪先を見る運動を反復し、喉頭挙上に関わる筋群(舌骨上筋群など)を強化します。

問題
摂食嚥下障害に対するShaker法について正しいのはどれか。
  1. 1. 喉頭挙上筋群の筋力増強を行う。
  2. 2. 食道入口部を閉鎖する。
  3. 3. 呼吸を数秒間止める。
  4. 4. 頭部を伸展する。
  5. 5. 端座位で行う。

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 喉頭挙上筋群の筋力増強を行う。

Shaker法(頭部挙上訓練)は、背臥位で頭部を持ち上げて爪先を見る運動を反復し、喉頭挙上に関わる筋群(舌骨上筋群など)を強化します。これにより食道入口部(上部食道括約筋)の開大を改善する嚥下訓練で、選択肢1が正答です。


【各選択肢の解説】

1. 喉頭挙上筋群の筋力増強を行う。
✅ 正しい。Shaker法は舌骨上筋群など喉頭挙上筋を鍛え、嚥下時の喉頭挙上と食道入口部の開大を改善します。
2. 食道入口部を閉鎖する。
❌ 誤り。目的は逆で、食道入口部(上部食道括約筋)の開大を改善することにあります。
3. 呼吸を数秒間止める。
❌ 誤り。息止めを伴うのは声門閉鎖を促す息こらえ嚥下(supraglottic swallow)などで、Shaker法の手技ではありません。
4. 頭部を伸展する。
❌ 誤り。Shaker法は背臥位で頭部を前屈(屈曲)させて爪先を見る運動です。伸展ではありません。
5. 端座位で行う。
❌ 誤り。Shaker法は背臥位(仰臥位)で行います。端座位では頭部挙上の負荷が適切にかかりません。

【試験対策ポイント】

Shaker法=背臥位で頭部を前屈挙上(爪先を見る)→舌骨上筋群を強化→喉頭挙上・食道入口部開大を改善、という一連を押さえる。持続挙上と反復挙上を組み合わせる。混同しやすい嚥下手技(メンデルソン手技=喉頭挙上位を保持、息こらえ嚥下=声門閉鎖、頭部屈曲=顎引き嚥下で誤嚥防止)と区別する。

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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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