PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第53回 理学療法士国家試験 午後 第77問

内科学・臨床医学第53回午後

第53回 理学療法士国家試験 午後 第77問(内科学・臨床医学)の正答は 2 です。多くのショックでは血圧低下を補うため交感神経が働き、頻脈になる。

問題
ショックの発症初期に徐脈がみられるのはどれか。
  1. 1. アナフィラキシー反応
  2. 2. 血管迷走神経反射 ✓
  3. 3. 重症熱傷
  4. 4. 大量出血
  5. 5. 敗血症

正答:2番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 46.7%難問

30人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 血管迷走神経反射

多くのショックでは血圧低下を補うため交感神経が働き、頻脈になる。血管迷走神経反射では迷走神経(副交感神経)の亢進と交感神経の抑制が同時に起こるため、血管拡張による血圧低下と徐脈が発症初期から一緒に現れる。


【各選択肢の解説】

1. アナフィラキシー反応
❌ 誤り。ヒスタミンなどによる血管拡張・血管透過性亢進で血圧が下がる。正しくは代償性の交感神経亢進で頻脈となる。
2. 血管迷走神経反射
✅ 正しい。強い痛み・恐怖・長時間の立位などをきっかけに迷走神経が亢進し、心拍が遅くなると同時に血管が拡張して血圧が下がる。
3. 重症熱傷
❌ 誤り。熱傷部位から血漿成分が失われ、循環血液量減少性ショックとなる。正しくは代償性に頻脈となる。
4. 大量出血
❌ 誤り。循環血液量減少性ショックの典型である。正しくは交感神経亢進により頻脈となり、皮膚は蒼白・冷汗を示す。
5. 敗血症
❌ 誤り。感染に伴う血管拡張による血液分布異常性ショックである。正しくは初期から頻脈となり、皮膚が温かいこともある。

【試験対策ポイント】

ショックの型例初期の脈
循環血液量減少性出血・熱傷頻脈
血液分布異常性敗血症・アナフィラキシー頻脈
神経反射による血管迷走神経反射徐脈

「ショックなのに徐脈」は迷走神経の関与(または脊髄損傷による神経原性ショック)を考える。

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