第53回 理学療法士国家試験 午後 第79問
人間発達学第53回午後
中学生の心理発達における特徴はどれか。
1. 性の相違を理解する。
2. 自我同一性が完成する。
3. 教師や指導者に従順である。
4. 第二次性徴への戸惑いがある。
5. 友人関係より親子関係を重視する。
- 1. 性の相違を理解する。
- 2. 自我同一性が完成する。
- 3. 教師や指導者に従順である。
- 4. 第二次性徴への戸惑いがある。 ✓
- 5. 友人関係より親子関係を重視する。
正答:4番
解説
■ 正答:4番 — 第二次性徴への戸惑いがある。
中学生は思春期に入る時期であり、第二次性徴(身体的変化)が急速に進行します。身体の急激な変化に心理的に適応できず、戸惑いや不安を経験することが心理発達の特徴です。
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【各選択肢の解説】
1. 性の相違を理解する。
✅ 正しい側面もある。しかし「理解」より「第二次性徴への戸惑い」の方が中学生期の中心的特徴です。
2. 自我同一性が完成する。
❌ 誤り。自我同一性(アイデンティティ)の完成はEriksonの発達理論では青年期後期〜成人期です。中学生期は模索段階です。
3. 教師や指導者に従順である。
❌ 誤り。中学生は思春期反抗期にあり、親や教師への反発が強くなる時期です。従順ではなく反抗的態度が見られます。
4. 第二次性徴への戸惑いがある。
✅ 正しい。思春期の急速な身体変化(身長伸長、性器発達、二次性徴など)に心理的適応が追いつかず、不安や戸惑いが生じます。
5. 友人関係より親子関係を重視する。
❌ 誤り。中学生期は同年代の友人関係が重視され始め、親子関係の相対的重要性は低下する時期です。
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【試験対策ポイント】
- Eriksonの発達段階:青年期(12~18歳)は同一性vs同一性拡散が課題
- 思春期の特徴:身体発達、心理的戸惑い、親からの心理的離別
- 中学生は親への反発が強まり、友人関係が重視される時期